花より団子。のおはなし。
おとつい。
パリはとってもよいお天気でした。
しかし、
相変わらずいちにち建物の中におりました...
お昼休みの時に、師匠に
「いい天気ですな~」
「天気のいい春は花見ですよな~」
とぼやいてみたところ、
「ですな~」
と2人でしみじみしておりまして、
「明日の会議はOHANAMIしながらやりませう!」
と、師匠がいきなり発案!
しかも
「オレンジさんは日本人街でお得でおいしそうな日本酒の調達をたのんだよ、みんなでマイおちょこをもっていきましょう」
とのこと。
研究所のみんなと国立植物園の桜の下でまちあわせ。
師匠おすすめのいい感じの桜の木があるそうです。
「師匠、花見はお酒に限らずですぞ。花見団子という花見もありです。
緑茶と団子もなかなかのものであります!」
と、いってみると
「なにそれ!食べたい!!じゃ、どっちもしましょう♡」
「というより、師匠、だいたい公園はアルコール禁止では...」
「日本酒の瓶のらべるなんてみんなわかんないから、サイダーだとでもいっとけば大丈夫!」
ということで、日本人である私が本格お花見のようにするためになんだか準備をするはめに...
自分で言い出したんだけど...
その日は遅くまで残っていたので団子もお酒も買えず。
そのうえ、あたりまえだけど、
花見団子なんて売ってる分けない!と、後で気がついて...
翌日、朝一で日本人街のKIYOKOに走り、

(吟醸美少年を購入。悪くない選択じゃない?)
そんでもって、いそいで家に帰って団子を仕込む。
これって噂の幹事ってやつ!?
と、日本では(も!?)全く社交的ではなかったので、まさかフランスでお花見のスタンバイをするはめになるとは思いませんでした。
でも
なんだかつくってたら楽しくなってきて、3色にしたくなって、
前回日本からもってきたさくら茶を水で戻してみじん切りにして、
例のいちごを2粒に砂糖をまぶして赤い色を抽出。ねりこみました。
そして
乾燥よもぎをこのあいだKIYOKOで草餅を夢見て買ってあったので団子に練り込む。
蒸すとかめんどいからゆでてひやして。
餅粉でつくるので団子というより、ういろうのようでした。
あっさりしすぎは甘いの大好きフランス人達にうけないかもしれないので
インスタントの乾燥こしあんたる便利なものをもどしてつけてみました。
おもったより簡単に、かわいくできました。

急いでいたのできれいな丸にならず..まあ。ね。
お重につめて、緑茶を水筒につめて、とっくりとおちょこをもって植物公園へ!
さあ!場所取りです!
師匠のおすすめ桜の下にはなぜかフェンスが!!
師匠曰く、
昨日の朝はなかった!!とのこと。
これでは桜の下で
まあ、しかたがないのでそばのベンチに場所をとりましたよ。
愛でにいった今回の桜の木は日本のさくらより香がつよくて、まっしろでおおぶりな花でした。
みつばちがせ全わしなく蜜をあつめています。
研究チームの皆も結構はやくやってきて、早速、みんなのマイおちょこを自慢。
おちょこもみんなの雰囲気がでています。
全員がマイおちょこもってるあたりがすごくないですか?わが研究チーム。
心なしかみんなうきうきです。
はるですな~。
と、美少年をとっくりに移して、みんなで昼間っから日本酒を飲む。
赤ちゃんと一緒に来ているメンバーもいたので緑茶と団子は案外正解で、みんなでやんややんや、と
もちもち食感とあんこは結構好き嫌いがわかれるので、ちょっとどきどきしてましたけど、
思いのほか好評な花見団子で、桜風味とよもぎの香が予想外においしいとの事。
桜の下で団子と日本酒をのむ、という一風変わったしかも微妙に違うお花見文化をひろめてみました。
パリの植物公園でベンチにすわっておいしいおさけをいただきながら団子をほうばる。
日仏合体のなんだか贅沢なおはなみ。
ちなみに、この日、私は団子であたまがいっぱいでカメラをわすれました...
なのでこの記事には桜の写真がありません...。
はい。これぞまさに花より団子状態であります。
花より団子。
それでも風情はあったわよ。
折角皆様にフランスの桜の写真をアップしようと思ったのに...
くやしいので、また行きます。
そんなおはなし。