寿さん、お医者へゆく。のおはなし。 | おはなし。

寿さん、お医者へゆく。のおはなし。

やっぱりなんだか心配なので、

気のせいといわれても!
心配性!といわれても!
過保護すぎ!と説教されたとしても!
寿さんを病院へ!!

とかおもっていたら、
謎の泡を寿さんが夜中にいたるところにいっぱい吐いていました!!

いつもの毛玉の感じじゃない!この吐きは!!いくらなんでもおおすぎる!!ご飯も食べない!

もうまよわす朝一で電話でらんでぶーをとる。

まめ知識:らんでぶーrendez-vousという言葉は日本語の死語のひやかした感じの「デート♡」という意味ではなく、フランス語では普通に待ち合わせとか会合とかお医者さんや先生とかとの予約、と行った意味でかなりの勢いで使われる言葉なのですが、精神的になれるのに(ランデブーと言っている自分に赤面しなくなるのに)時間がかかったのは私だけでしょうか..。英語でいうappointmentですかね。)




実は寿さん、ワクチン以外病院に行くのは初めて。
かなりの健康にゃんこさんなので、病気になった事がないのです...。
だからよけいに私にとって寿さんは初めてのにゃんこさんなので、「病気のネコ」という状態がわからず...



早速、夕方にらんでぶーがとれたので病院へ。




最近8kgに突入したネコのくせに閉所恐怖症の寿さんを入れた中型犬用のケージを運動不足の筋力0の両手で抱え(片手じゃ辛くて..そのうえ不安定でよけいに暴れる..)しびれる腕に耐えながら徒歩10分、なんとかおいしゃさまへ。


私の必死な様とかごの中の同じく必死に大声でにゃーにゃーうるさい寿さん。
すれ違う人がにやにや。学校帰りのちびっこには指をさされ。
ときどきすれ違うとてつもなく暇そうな下町のおっさんが「じょうちゃん、てつだってあげよっか!かっかっかっかw」とか冗談半分に言ってきます...そんなに必死だったのかな..私...。


お医者さんの待合室では、
ご近所のマダムが、寿さんよりちいさなわんこにこりゃまたかわいらしいお洋服を着せたり、おじさんの足下におじさんにそっくりなおおきなわんこがご主人と同じ形で座っていたり、「うちの子はね~」、みたいなつきる事ない我が子のお話大会がくりひろげられ、足下にはおとなしくケージに収められたネコたちがお互いを見つめあい...みたいな、獣医さんの待合室特有の動物好きたち&動物達の不思議なそれぞれの連帯感が漂っています。

そのうえ、ここのおいしゃさんには待合室のみんなのアイドル、2匹のとらねこ君たちがいます。

そんな風にあたりをぼんやり見渡していると、カウンターの上でお会計の人と看護婦さんのやりとりをさんざんじゃましていたとらねこくんと目があいます。

すると...

なんと!

私めがけて談笑中のマダムたちの膝の上や椅子の背をつたいながら
どうどうと横断してやってきます。

そして
なぜか!私の膝の上に乗り、私を一瞥したあと、寿さんのはいったケージの上に飛び降りました!!
寿さん大ピンチ!!自分の頭上にしらないねこが...。
閉所恐怖症&箱入り息子で他のネコにあまりあったことのない寿さん。
鼻の頭をぺろぺろなめて、窓からみえるとらねこくんのしっぽに目をくるくるまわしています!

これはどかさないと!とおもっていたらもう一匹のとらねこくん(彼もまた大型ねこ。寿さんのがおおきいけれど)がわたしの膝の上に陣取ります!!
わたしは両手をコートでつつんで膝にのせていて、その上にのられてしまい、動けず...

なぜ!
この2匹はこうやって毎回新入りをいじめているのでしょうか!!
寿さんと2人で目を回していると周りのマダムたちが
「ほほえまし~♡」とか「なつかれてるわぁ~♡」とかなんだか私たちをみて和んでいます..。

寿さん、ストレスで元気がないかもしれないのに、どうしよう!
でもひとさまのねこさまだし、動物Loveの人たちのまえで邪険に振り落とす事は出来ない!!そんなことをしたらこの濃密な空間の空気がどうにかなってしまう!!でも寿さんが!!っていうか、全然動けないし!!とか意味不明な事をぐるぐる考えます。


看護婦さんが気がついてくれて私たちは無事救出されました...。

おそらく数分の出来事だったと思うのですが
とらねこくんにいじめられた気分でした...

う~む。


わたくし、いつでもどこでもなぜだか動物にからまれるのですが、ここまでからまれるのは初めての経験。(からまれたのは寿さん!?)
看護婦さんも「めずらしいわ~」とかいってたので、毎度の新入りいびりではないそうです。

なんでしょ!日本人だから、だしのにおいでもしたのでしょうか...。




つづく...