ミュージシャンが使うイディオム"In the Pocket"とは | ファブオン - 世界の”音”を知る・学ぶ・楽しむ

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アメリカ人ギタリストから聞くファンクギター上達法でのインタビューの際、アーティストが度々使う”In the pocket"という言葉が気になりました。

直訳は”ポケットの中”ですが、日本語で調べてもなかなか答えが出てこなかったので、英語で調べてみると

”二人、またはそれ以上の楽器演奏者が一緒に演奏している時、完璧にビートが合い、一度も音をミスったりテンポがずれたりしない時の事”を言うそうです。

この言い回しは特にジャズやブルース、ファンク等のジャンルの中で浸透しているようで、例えば

"Have you heard Parliament’s ”Flashlight”? The whole song is in the pocket!"
(パーラメントの”フラッシュライト”聞いた事ある?曲全体が完璧だよ!)

"The Meters was really in the pocket tonight"
(今夜のミーターズはバッチリ噛み合ってたな)

などのようにネイティブは使うみたいです。


他のミュージシャンと演奏する時、化学反応のように味わえる合致感。

それを表す言葉のようで、ファンクで言えば”グルーブ”が生み出された時。ファンクギターを演奏する時にはドラム(リズム)との完璧な溶け込みがキーのようです。

インタビュー記事はこちらから