久しぶりの伊豆で温泉とグルメを楽しんできた備忘録。ラス前。
2023年3月18日(土)
全14室とこじんまりしたホテルのため温泉大浴場はいつも貸切だったし、
静かな食事処でいただく料理はどれも美味しく接客も良く。
のんびり過ごすことができた伊豆高原ホテル五つ星から、
スタッフの方に伊豆高原駅へと送っていただいて。
週間天気予報で数日前から雨予報だったので、
雨だと断念せざるを得ない大室山行きを前日に早めて。
この日は熱海に寄るくらいで帰ろうかとも思ったりしながら、
せっかくなので下田の名店に行ってみよう、と考えを新たにして。
この時期の特急踊り子号が混んでいなかったこともあり、
数日前でもえきねっとで予約変更できたのは幸いでした。ホッ
伊豆高原駅には意外に多くの観光客がいても、
ほとんどが熱海方面の上り電車に乗車して。
熱海に行っていたら混んでいたかな。
列車の発車時刻には少し早めに下りホームへ下りると、
隣の3番線には熱海行き伊豆急行リゾート21「キンメ電車」が停車中。
このリゾート21は片方の座席配置が海側を向いていて、
学生時代に初めて乗車した時はけっこう衝撃だったな。
今回乗車の11時10分発伊豆急下田行きは伊豆急行3000系「アロハ電車」で、
「観光路線を走るにあたり、少しでも非日常を味わってもらう」がコンセプト。
こののち、2番線には伊豆急下田行き特急踊り子号が到着して先発して。
編成は4両で、内装はそれほどアロハでありません(笑)
そんなアロハ電車は雨の中を出発して南下を続けると、
伊豆北川駅を過ぎたあたりから左手に伊豆らしい風景が広がります。
大学時代は、毎年3月に片瀬白田駅近くでテニスの春合宿をしていて、
観光もせず5日間テニス漬けと宿の料理がとても美味しかったのが思い出。
ふと、テニスコートがある宿はそこここにあるのに、
なぜ伊豆のあそこの宿だったんだろ、と今になって思ったりも。
片瀬白田を過ぎると晴れていれば伊豆諸島も見られる、のに。
そうこうするうち、アロハ電車は定刻11時48分に伊豆急下田駅に到着。
フロントガラスの水滴ほどではなく、雨は小降りになっています。
隣のホームでは東京行きの特急踊り子号がスタンバイ中。
下田駅は久しぶりとはいえ何度か来ているのにまったく印象がないことと、
着いたのか帰るのかわからないけど観光客の多さに驚いた頃。
駅舎を出て「この木なんの木?」と横目に歩いて3・4分で目的の店に到着。
そこは。
ウチのご近所さんでもあるサザン桑田さんの別荘が下田にある関係で、
桑田さん行きつけでもありシングル「ヨシ子さん」にも登場する蕎麦処「いし塚」。
静岡県下田市敷根4-21
土曜日の昼時でもあり1時間待ちは覚悟してきたけど、
30分予測にラッキーと飛び込んで。
しかも、店内の座敷で待つことができるので、
雨風や暑さ寒さを気にすることなくのんびり順番を待てて。
先頭①②で待っていると10分ほどで10人が続いて入ってきたり。
待つ間にメニューを確認。
結局、20分ほどで順番が回ってきて食事用座敷に通されて。
店員さんたちはてきぱき動きながらも慌ただしさがなく、
人当たりも良くて気持ち良く食事ができます。
「かまぼこが美味しいから、最初はそのまま食べてみて」と
持ってきてくれた板わさには本わさびとわさび漬けがついていて。
伊豆名物が並ぶ最強の板わさとサービスの揚げ蕎麦に、
好物の静岡地酒「喜久酔」(特別純米)で蕎麦前。静岡ブラボー。
蕎麦前を終え、カミさんは大きな器にたっぷりのとろろが入った「そばとろ」。
とろろが激旨だって。
そしてボクは「そばとろ」と人気を二分するらしい「鴨汁そば」。
そばとろにも鴨汁そばにも、
山椒・胡麻・青海苔などが入った自家製七味唐がらしを多め、がいし塚スタイル。
鴨汁には、鴨肉以外に茄子などもたっぷり入っていて、
食べ応え十分なうえに衝撃的な旨さ。
また食べたいよー。
蕎麦は細めでコシがしっかりしてスゴく美味しい。
下田まで足を延ばして大正解だった。
自家製七味唐がらしを土産に購入して店をあとに。
ごちそーさまでしたぁ。
つづく。
Mahalo