今回は新兵器での山ごはんと温泉を楽しみに、
陣馬山へ登ってきました。
2017年9月30日(土) 陣馬山(神奈川県・東京都/855m)
武田信玄が北条滝山城を攻めた際の「陣場」が「陣馬」になった、
などの説がある陣馬山。
高尾駅からバスで陣馬高原下まで行くルートもあるけど、
今回はJR中央本線・藤尾駅からの陣馬山登山口からアプローチ。
渋谷から明大前を経由して京王線高尾駅まで行くと、
中央本線に乗り換える前に途中下車。
5月に景信山へ行く際に高尾駅で降りた時、
気になった改札横の一言堂で朝食パンと昼食おにぎりを購入。
買ってから気づいたんだけど、
改札を出なくてもホ-ムからでも買える窓口があった(汗)
高尾駅から中央本線に乗って2つ目の藤野駅には
自宅を出てから1時間半ほどで到着。
晴れマークが出ていたわりには雲が多くて「おいおい」って。
ホ-ムに1つしかない跨線橋は甲府方面に向かって後方。 φ(..)メモメモ
なんとなくこじんまりした年季の入ったローカル駅を想像していたら、
綺麗な観光案内所が併設していたりと良い意味で裏切られた駅舎。
藤野の特産品などが売られていたりパンフレット類が置かれていたり、する
藤野エリアの観光案内所「ふじのね」を覗いてみたり。
店前のベンチで朝食パンを食べたりコーヒーを飲んだり、
なんか居心地良くてすっかり落ち着いてしまいました。
登山道入口までは藤野駅から歩いても30分ほどで行けるけど、
ウダウダしていたらバスの時間になってどうせなら、と。
本来であれば9時15分発なんだけど、9時10分ほどに臨時バスが出発。
ちなみに、↓手前の山ガールトリオとは帰りのバスも一緒でした。
駅から歩いて30分ほどの距離なので、
バスでは5分ほどで「陣馬登山口」停留所に到着。
停留所横の駐車場で数組の登山客に混じりながらストレッチを済ませ
50mほど先の登山道入口まで移動。
(9:25)立派な石碑のある登山口からスタート。
帰りも横着して駅までバスに乗ることを考えて、
念のため石碑横にあった時刻表をパチリ。
土日は1時間に1本なのでタイミングが合わなければ徒歩で。
陣場山登山口からは「一の尾根コース」と「栃谷コース」などに別れていて
ボクらは一の尾根から登り、栃谷から下りてこようかな、と。
登りのコースタイムが100分なので、
10分の休憩タイムを加えて110分を目標にレッツ・ハイク。
歩き始めは舗装路をテクテク。
一の尾根コースを歩く人が多いように見えるけど、
登山口で見ていたら栃谷コースへ向かう人の方が多かったような。
15分ほど舗装路を歩くと、いよいよ本格的な山道に突入。
この時点で何気に汗をかいてます・・・。
整備された道で傾斜もゆるやかで、
気持ちいいゾー!と心の中で叫びながらのんびりと。
ついこの前までは耳が裂けそうなほどの蝉時雨だったのに
いつしか静かな秋虫の鳴き声にかわっています。
朝は20℃を下回っていたので長袖シャツを着てきたら、
登り始めてすぐ暑くなり長袖を脱いで半袖Tシャツになった頃↓。
結局、最後まで半袖Tシャツのままでした。
(10:23)登山口から3kmの一ノ尾テラスに、1時間かかって到着。
地味に登りが続いていてカミさんがけっこうバてていたので、
ベンチやテーブルもあるここで10分ほど休憩。
休憩を終えて再び歩き始めると木の根が多くなってきたものの、
何気に歩きやすくて森林浴を楽しみながら登ります。
下りてくる人にもあまり会わず、静かな森の中。
ゆっくり歩く"亀作戦"を発動中のカミさん。
このあと傾斜が少し急になってきたこともあり、ポールを使い始めます。
(11:10)一ノ尾テラスから40分ほどの分岐点、
へなちょこにはそこそこの登りが続いたので息を整えます。
ラストスパート!と気合を入れたものの
山頂までは苦手な階段地獄が続いていて・・・ギャフン(笑)
思ったよりは歩きづらくなくて少し救われたけど。
階段を登りきると視界が開け、茶屋の横を抜けて。
(11:28)「関東の富士見百景」「かながわの景勝50選」にも選定されている
陣場山山頂に到着です。
陣馬山での有名なモニュメント。
京王帝都電鉄が観光戦略の1つとして寄贈し、
『武田信玄の白馬が、富士山の方を眺めている姿をイメージ』しているとか。
360度の眺望が広がる山頂付近はかなりの広さで、
武田信玄が陣を張ったと言われるのも頷けます。
山頂には3つの茶屋あり。
茶屋近くのテーブルはお客さん専用だけど、
モニュメント近くのテーブルはフリーなので今回のベースにします。
そんなこんなで山歩きを始めて半年、
山ごはんをステップアップすべくクッカー&バーナーを買ったのでしたぁ。
特にクッカーはあーでもないこ-でもない色々と検討して
ようやく決めたユニフレーム 山クッカーS。
中鍋(900ml)の中にガス缶やバーナーも収納可能。
可愛いヤツです。
バーナーは風に強いと評判のSOTOウインドマスター(SOD-310)。
ドキドキしながらの初点火も無事成功。
ガス缶を安定させるためのスタビライザーもついでに買っちゃったけど、
クッカー&バーナーと合わせてもゴルフに1回行くより安くてブラボー。
そんな今回のランチは、山歩きでは初めてのカップラーメンと
高尾駅で買ったおにぎりに持参したスティックコーヒー。
おにぎりはカップラーメンを食べ終えた後スープに入れて
雑炊ちっくにいただいて。
山頂で食べるカップ麺は地上の3割増しの美味しさ、とは聞いてはいたけど
マジで美味しいんだねぇ。
山ではスープを捨てられないので、すべて飲み干すのが鉄則。
満足ランチのあとは、山頂散策。
天気が良ければ南アルプスの3000m峰や
スカイツリーとか都会の街並みも見える、らしい。
ホンのちょっとだけ富士山のてっぺんも。
今回はこれでヨシとしておきます(笑)
(12:39)1時間以上も山頂でマッタリすると、
名残惜しいけど下山開始。
帰りは栃谷コースで登山口まで向かいます。
下山開始してすぐに
「これから下りるの?温泉行くの?」と抜き際に話しかけてきたお2人。
ローカルなご年配という体なのに何気に下山が速くて、
アッと言う間に視界から消えると・・・2度とお目にかかれず。
秋虫の泣き声が止み静かな樹木の中を歩いているだけなのに、
妙に晴れやかな気分になるのはなぜだろう。
山頂から1時間ほど下り細い舗装路になったと思ったら、
この下り坂が砂や小石交じりで滑るから疲れるのなんの。
展望が開けたのに景色を見ている場合じゃない、っつー話で(笑)
10分ほど気を使いながら細道を下ってくると車道に。
なぜか目の前の山容に惹かれて足を止めた地点。
ボクら以外には前後誰もいない中をドンドン進みます。
この後、この舗装路は大きな九十九折に。
(14:14)最後の方は栃谷川に沿って下りてきて登山口に到着。
約1時間半の下りのうち30分は舗装路を歩いていました。
藤尾駅まで歩けば30分ほどなんだけど、
39分発のバスに乗ることにして山間の雰囲気を楽しみながら待ちます。
そしたら、臨時バスだったのかは不明だけどバスが来たのは定刻より早い37分。
時刻通りにバス停に着いた登山客がいたらどうしたんだろう。
藤尾駅に着くと高尾行きの電車まで約30分待ちでも、
観光案内所などを覗いたりして時間潰しも問題なし。
観光案内所で思わず買ってしまった「梅干し」。
自宅に帰ってからいただいてみると、
紫蘇の香りがする懐かしい味だったけど・・・すっぱい(笑)
藤野駅から高尾駅までは2駅13分。
都心では見られない山に囲まれている駅の姿を、
ただボーッと見ているだけで妙に落ち着くんだなぁ。
高尾駅に着くと、天然温泉「高尾の湯 ふろッぴィ」へ。
南口からの無料送迎バスで5分、歩いても10分ほどの近さで
入浴料は2時間以内なら800円(タオル別)
幹線道路から少し入った住宅街にあります。
檜風呂や露天風呂にサウナなど11種類の風呂があり、
新しさはないけどかなり広い健康ランドで。
予想に反して入浴客があまりいなくて、
ゆったり温泉に浸かれて山の疲れが吹っ飛びました。
ふろッぴィ17時発の送迎バスで高尾駅南口に送ってもらうと、
カミさんがバス停の目の前に落ち着いた店構えの居酒屋を発見。
今回の反省会会場に決定して、
開店直後で貸切状態の「八兆」に突入。
明るくて威勢の良い大将です。
18席ほどのテーブル席とカウンター7・8席。
この後、2組の登山客がテーブル席に
常連らしき1人客が3組カウンター席に。
いたってフツーの居酒屋だけど、
例えば一芯とかよりこういう店が近所に欲しいんだなぁ。
お疲れやま!の乾杯ビールのあとは日本酒に替えたりしながら
2人で飲んで食べて気がつくと1時間半が経過。
会計も7,000円強とお手頃価格で
また高尾駅での反省会に使わせてもらいます。
ごちそーさまでした。
高尾からは往路の逆で明大前・渋谷と乗り換えて帰着。
いつの間にか夜風が気持ちいい季節になっていたことを感じながら、
ピーコックでアイスを買って帰りました、とさ。
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今回はバーナー&クッカーのデビューと下山後の温泉に行きたいがため、
あまり時間のかからなそうな陣馬山を選択しました。
果たして、へなちょこのボクらにはレベル的にちょうどヨカッタし、
有名な白馬を拝むこともできたり。
何より、憧れてた山頂でのカップヌードル・デビュー(笑)も果たせ、
これまでよりちょっとだけステップアップができた、かな。
(9:25)陣馬山登山口・・・(10:23)一ノ尾テラス・・・(11:28)陣馬山山頂(12:39)・・・
(14:14)陣馬山登山口
活動距離 : 9.4km
高低差 : 651m
何はともあれ、次だ次!
次、行ってみよー!!! (・ω・)/
Mahalo