ショートに引き続き、エキシビションのチケットも取れていたので

再び代々木第一体育館へ。

ついに“スワン”(Notte Stellata)が生で見られるおねがい

この日も開場と同時に入場した。

 

 

すると…もしや…。

いる!!!

ジャージを着た羽生選手がリンクにいた。゚(T^T)゚。

日本ではなかなか練習を見られる機会はないので本当に嬉しい。

リンクには各カテゴリでトリを務める選手たちが練習を行っているようだ。

 

 

急いで自席を探し当て、着席。今度はなかなかの良席アップ

木曜日とは反対側で真下には選手の入場口。

そしてそのそばに羽生選手のプーさんが鎮座していた。

 

 

羽生選手はゆったりと周回しながらときおりジャンプを跳んだ。

(3Aとか4回転ばっかり笑い泣き

この国別フリーで初めて試合に入れた4T+1Lo+3Sも美しい!

そしてやけに直線的な(無理矢理とも思える)軌道で4S+3Tを成功させた。

目の前(位置的に。S席後方だったので超至近距離ではないが。)で見たので

跳びあがるときの音に驚いた。(「ジャッ!」とかなり迫力のある音がした。)

あぁ、これが「Let's Go Crazy」でのジャンプの入り方か…。

去年札幌でのNHK杯で鮮やかに成功させるところを見たが、

あのときは対岸で見ていたので、こんな軌道で跳んでいるとは気がつかなかった。

確かに「もうちょっと楽に跳べる方法あるだろ」と言いたくなる感じだな(^_^;)

こればっかりは難しい。確実に跳べる方法があるなら、そっちを選択して

得点を取る方が効率的で評価が上がるとも思えるけど、

普通の人がこだわらないところにこだわるからこその、誰も到達できない

唯一無二のスケートが生まれるのだとも思うし。

私は彼の、「スケートに対する“嗅覚”」を信じたい。

 

 

しばらくして羽生選手はジャージを脱いだ。

黒い練習着姿をちょっぴり期待していたが、ジャージの下はスワンの衣装だった。

もちろんスワンの衣装も感動だ。これ着こなせる人いないでしょ…。

メドベージェワ選手の曲かけ練習(セーラームーン)のときはときおり口ずさんでいたり、

「月に代わっておしおきよ!」のポーズもしたりして楽しそう(≧∇≦)

 

 

そして大トリ羽生選手の曲かけ練習。練習なのにすでに美しい…。

ハイドロで大きく円を描くところは羽を広げた白鳥そのものだった。

さらに言うとそのハイドロに入る直前のスピードの上げ方となめらかさが

曲(歌)の盛り上がりとぴったり合っていて、私のツボにドンピシャリなのだ。

ディレイドアクセルは私の方に向かってくるような感じで迫力があった。

 

 

でも美しい演技の最後、スピンの入り方に失敗したのかスピンを続けられず、

バレエのように爪先立ちでトテトテトテ…と前に進みながら手をパタパタさせて

ごまかし、ギャグのような終わり方に( ´艸`)ひよこひよこひよこ

 

 

それだけでも可愛いのに、その後、「キャー!恥ずかしい(///∇//)」とばかりに

顔を覆うものだから、こっちが「(*ノェノ)キャー」だったよドンッ

 

 

続いてアンコールの「Let's Go Crazy」の練習も。

「ズサー」のところはなぜかベスティスクワットの体勢で円を描き、

「すみませんf^_^;すみませんf^_^;」とペコペコして笑いを誘っていた。

そして最後はショートで滑るときとは違い、高速スピンで締めてフィニッシュポーズが

「パリの散歩道」だった(^▽^;)

 

 

羽生選手の曲かけ練習が終わるとすぐに整氷作業へ。

リンクから上がろうとした羽生選手だったが元に戻り、ジャンプ(?)の軌道を指さし確認。

整氷係の人たちに声もかけてたのかな。そうこうしてるうちに私の真下にある

出入口から出られなくなり(^▽^;)北側から出て行った。

 

 

それにしても練習の段階からサービス精神旺盛。

練習だけれども、自分に視線が集中していることを分かっていて、

その上で観客とのコミュニケーションを楽しんでいるように見えた。

スターだわ、本当に。

あぁ…本編が始まる前にも関わらず、すでにチケット代の元は取ったぐらいの気分キラキラ

 

 

やっと本編(笑)。

お楽しみの日本チーム演技は「PPAP」。

「PPAP」をやると知ったとき、ちょっと旬を過ぎているのでは…えーと思ったのだが、

めちゃめちゃカッコいい編曲に振り付けだったアップ

羽生選手のストール扱いも美しいし、群舞でのキレはいつものことながら絶品!

 

 

前半で印象に残ったのはゲストとして登場したハビエル・フェルナンデス選手の

「ダニーボーイ」。スケーティングの質と複雑さがけた違いでさすがだなぁ、と思った。

私の後ろの席の方は初めてフィギュアを観に来たようだったが、感嘆の声を漏らしていた。

 

 

そして村上佳菜子選手の引退発表。昨年末の全日本選手権をテレビで見ていて

「もしかしたら…」なんて思っていたが(ノ_・。)

でもどの競技においても大勢の観客の前で見送られる選手は少ない。

こういう機会があって良かった・°・(ノД`)・°・素敵な演技だった。

 

 

後半はペアのバネッサ・ジェームズ/モーガン・シプレス組が見事だった。

女性が男性の頭の上で回転したりとか…文句なしのスタオベ!

メドベージェワ選手の「セーラームーン」は大盛り上がり。

 

 

そして大トリ、羽生選手の出番。

リンクインした瞬間からすべての観客の目線をくぎ付けにする。

その引力みたいなものが…他の誰とも違う。

悩ましげな顔撫では私の目の前だった。

音楽をそのままスケートに書き起こしたかのようなイナバウアー、スピンの美しさ…。

列挙するとキリがない。。。

 

 

生で観られてよかった。

そしてここからがさらなるお楽しみ…“クレイジースワン”アップ

プーさんとお話ししてハイタッチするという小芝居(笑)を披露し、顔を上げた瞬間から

別の人が出てきたー爆  笑

「声が聞こえねーぞ?」とあおる羽生選手に対して、大歓声が巻き起こり…

もう後はロックコンサートか、アイドルのコンサートか。

「ズサー」に行く前の、底から持ち上がるような悲鳴は

フィギュアスケート会場から発せられるようなものではなかった。

 

 

フィナーレでは宇野選手、メドベージェワ選手と肩を組んで激しいヘドバン。

どこにそんなエネルギーが残っているのだろうかあせる

でもこれまで(昨シーズンまで)だったら間違いなく参加していたであろうジャンプ大会には

参加せず。最後の最後に会場全体からの(それを期待する)拍手が大きくなってしまい

(というか私も拍手してしまったのだけれどあせる)、ジャンプを跳びに行ってしまうかな…と

思ったのだが、跳びに行かず出入り口のところで

「3、2、1!ありがとうございましたぁ~~!!!」と絶叫して締めくくった。

(むやみやたらに跳びに行かなくなったことに

「成長したなぁ~」(←偉そうですみません)と拍手をしておきながらホッとした私(^o^;))

 

 

羽生選手を見ていると(毎回毎回書いているけど)、彼の見せてくれるものは

これまでのフィギュアスケートとは全く違うものだよなぁと思う。

(私の中でのフィギュアは[名前を呼ばれる]→[出てくる]→[演目披露]→[引っ込む]の

繰り返し、お稽古ごとの発表会にも似たイメージだったので。

もちろんそこで個々に「素晴らしいなぁ」と思うことはあるにせよ。)

両手を広げてリンクインした瞬間から「俺だけを見ろ」というぐらいの強烈なオーラ、

最後の最後まで観客に楽しんで帰ってもらう、毎回毎回一滴残らず出し切る精神は

フィギュアのみならず、広く芸術芸能のプロでもここまでやってくれる人はいるのかな?と。

それぐらいの全力だし、スター性です。

こんな存在はそうそう現れないと思う。

 

 

ということでまとまらなくなってきたのでこのへんで。

ブログを書く機会が減ってしまったので前にも増してうまく表現できなくなってしまった。。。

次の生観戦予定は5月下旬のFantasy on Ice@幕張です。

出場選手が決まるはるか前からチケットを入手していたこの大会。

数少ない東京開催の大会であり、2年前、私のフィギュア観戦デビューとなった思い出深い大会でもある。

(スピードスケート清水宏保さんの試合を観戦していたころは

「フィギュアだったら東京とかでしょっちゅう試合があるのになぁ~」と思っていたが、

いざフィギュアを見始めると相変わらず長野や北海道、東京以外に足を運ぶことばかりなのである。)

 

 

初日(木曜日)は有休を取得、開場時間と同時に入場できるように代々木第一体育館へ向かった。

オープニングセレモニーが始まるのは開場から1時間半後だが、

リンクで練習している羽生選手の姿が見られたりしないだろうか…という淡い期待があったのだ。

 

 

入場すると確かに選手たちがリンクにいたが、アイスダンスの選手たちだった。

まぁ、そうだよねσ(^_^;)

そんなことよりショックだったのが座席の位置。

事前にざっと調べたところ、ジャッジとは反対側かつ端っこであることは分かっていた。

日本チームの応援席が近いことだけが救いだな…と。

 

 

しかし、その心のよりどころだった応援席とキス&クライが全く見えない

(T_T)(T_T)(T_T)

完全に死角になっていた。゚(T^T)゚。

この場にいられるだけでも感謝するしかない。

 

 

オープニングセレモニーまでの間は購入したパンフレットを読んだりして過ごす。

私は各種グッズはほとんど買わないが、パンフレットは行った記念に必ず買っている。

(このパンフレットの中に本田武史さんによる「4回転ジャンプ新時代」の解説があり、

羽生、宇野、ネイサン、ボーヤン選手の跳んだ4回転のデータ(基礎点と最終的な得点)があるのだが、

なぜか世界選手権ではなく四大陸選手権のときのデータが載っていた。

本田さんの解説が四大陸選手権に沿った内容というわけではないので、そこは世界選手権のデータを載せてほしかったな…と思った私(;^_^A だって、プログラムに世界選手権の結果はしっかり載っている(印刷が間に合っている)のだから。)

 

「ワールド・フィギュアスケート」と大会パンフレット

 

オープニングセレモニーが始まる少し前、日本選手たちが姿を見せた。

ひときわ落ち着きがなさそうにしているのが羽生選手だ(;´▽`A`` (いろんな選手と話していた)

選手入場時、被り物をかぶってお祭りモードの選手も多い中、

日本チームは至って真面目に登場。羽生選手は日本チームの先頭に並ぶ。

開会の言葉も一生懸命聴いて、観客含め誰よりも早く拍手したりして…なんかもう…愛おしいなぁ(*´ω`*)

 

 

アイスダンスSDは村元・リード組が健闘ぱちぱち

女子SPは樋口選手、三原選手がいずれも素晴らしい演技アップ

世界女王・メドベージェワ選手(ロシア)が80点越ええっもちろん世界最高得点。

2Aの軸が若干ぶれたから記録更新はないかと思ったけどf^_^;

今回、羽生選手以外に楽しみにしていたのが、メドベージェワ選手と

パトリック・チャン選手(カナダ)を初めて生で見られること。

メドベージェワ選手はテレビで見るより生で見た方が格段に凄さが分かるな…と思った。

あのジャンプの安定感は別格。

 

 

女子SPが終わったところで次の男子SPに備えてお手洗いへ。

毎度毎度そうなのだが、代々木のお手洗いは尋常でない混みようだ。

整氷中には自席へ戻れず、何とか前半グループの6分間練習後半に間に合った。

すると自分の周りの人たちの視線がリンクではなく、右側に集中している。

な、なんだ…?

 

 

おーい!丸見えやんけーっ!!(((( ;°Д°))))

 

 

羽生選手が裏側通路(応援席の後ろ、巨大モニターの下)で

ウォーミングアップをしていたのだ。よくテレビ放送でひそひそ話のレポーターが

「こちらバックヤードです。」なんていうときに映っているあの光景である。

そういえば女子の時にアシュリー・ワグナー選手(アメリカ)が

そこでウォーミングアップをしていて、羽生選手もここでウォーミングアップしないかな~

なんて思っていたのだが、すっかり忘れてた。

あぁ、端っこだし、キスクラ見えないし残念な席だと思っていたが、

こんな特典があったとは(!)

 

 

以後、第1グループ前半の演技に集中できるわけもなく(爆)。

理性を保って演技中は左側(リンク)へ視線を向けるものの、演技が終わるとソッコーで

右側を見るという状態であったm(_ _ )m

羽生選手はいつもよくやっている「片足立ちでのキャッチボール」を行っていた。

皆さん、自分で片足立ちをしてみてほしい。ただの片足立ちでも

身体が全くぶれないなんてことはおそらくないはず…。

ところが彼はキャッチボールを繰り返しても微動だにしないのだ。

驚異的な体幹の強さを見せつけられた。正真正銘のトップアスリートなのである。

その後、振り付けを確認したり、陸上でジャンプを跳んだり。

気合が十二分に感じられたのであった。

 

 

羽生選手がウォーミングアップを終えた後、ネイサン・チェン選手(アメリカ)が登場。

4Lzは入れなかったけど、ジャンプを全て決めて場内スタオベ。本人も嬉しそう。

100点は行くだろうと思ったが99点台。そ、そうか。。。

(100点行かないと点数低目に思えてしまうのは明らかに感覚がマヒしているあせる

 

 

そして第2グループの選手たちが入場。

いつしか練習開始前に並んで挨拶するのが決まりになったようだが、

羽生選手はいつもの通りニコリともせず。そういうところ好きだけど(^_^;)

6分間練習開始。パトリック選手のスケーティングを見る。

そして嬉しくなった。

 

 

というのは、スケーティングの名手と呼ばれるパトリック選手のスケーティングに対して、

羽生選手のそれが全く引けを取らないものであったから。

本当に全てを持ったスケーターだよ(:_;)

羽生選手は圧倒的な存在感で6分間練習を終えた。

 

 

そして最終滑走。この日はプーさんが先に引っ込められることもなく、

羽生選手はプーさんの頭をむぎゅっとやってリンクに向かった。

しかし最初の4Loは回転が抜けて1回転になってしまう。

(私は思わず「あ~」と口に出してしまったが、

それは落胆ではなく「そうか~しょうがないよね~(;´▽`A``」というニュアンスのもの。)

続く4S+3Tのコンビネーションは4Sで手をついて単独ジャンプになってしまった。

後はひたすらオートマチックに要素をこなす羽生選手。

羽生選手の落胆ぶりは手に取るようにわかった。

それでも最後の3Aはいつも通りのハイクオリティで裏切らなかったのだが。

 

 

フィニッシュ後、天に向かって何かをつぶやいた羽生選手。

さすがに私はスタンディングオベーションをすることはできなかった。

でも精一杯の拍手を送った。

 

 

険しい表情のままチームメイトが待つキスクラへ。

羽生選手の落ち込みようがあまりに激しいので、日本チーム以外の選手たちも

一様に「大丈夫か…?(゚_゚i)」とキスクラを覗き込んでいる。

 

 

世界選手権という最重要な試合が終わって本来なら五輪シーズンへ向けて

身体を休めるべき時期に、国別対抗戦にも出なきゃいけないなんて…

心身ともにエネルギーが尽きてるはずなのだ。

それにお祭り大会なんだから、失敗したって屁でもない。笑い飛ばしてくれればいいのに…。

(マスコミはいつでもあおるけどさ)

でもそれができないのが羽生結弦であり、彼のそういうところに惹かれてしまうのもまた事実。

得点は83.51、順位は7位。

私の生観戦史上、彼が1位でなかったのはこれが初めてだった。

宇野選手が安定感を見せ1位となり、初日の日本は1位発進となった。

 

プロトコル

http://www.jsfresults.com/intl/2016-2017/wtt/data0103.pdf

 

 

競技が終わったので出口に向かう。

「せっかく見に来たのにがっかりだわ」なんて言っている人は、

少なくとも私の周りにはいなかった。一様に「お疲れσ(^_^;)しょうがない」といったムード。

「ノーミスしようって強く思いすぎなんだよ!」と熱く語り合う人たちもいた。

だって、あんなに落ち込む羽生選手を見てしまったらファンも心がえぐりとられるじゃないかえーん

(でもここだけの話、険しい表情の彼がとてつもなく美しいとも思ってしまったよ…)

 

 

しかし「もう楽しく笑顔で終わってくれれば十分なんだよえーん」なんて

モードに入っていたファンを尻目に、

朝の4時ごろまで悔しくて眠れなかった羽生選手は

「こんなに悔しいんだったら(フリーで)もう1回、4回転やってしまえよ」と

鼻息を荒くしていたという(≧▽≦)

こういう斜め上なところが最高ですね( ´艸`)

 

 

日曜日(エキシビション)のレポに続きます…。