Hanyu Yuzuru provided a stunning show of figure skating for fans at a sold-out Tokyo Dome.
— The Olympic Games (@Olympics) February 26, 2023
📷: 2023 Gift Official@jp_GIFTofficial | @YUZURUofficial_ | #GIFT_tokyodome | #羽生結弦
物理的にもたまアリの天井席の方がむしろ豆粒では?と思ったし、
何より羽生選手の圧倒的オーラ、カリスマ性で
これまでになく「大きく」見えたのだ。
後は音響がとても良いことに驚いた。
ドーム公演はそこのところを犠牲にするのが当然と思い込んでいた。
つまり「東京ドームはとてもスケートが見やすい」という発見を得た。
ただ、再び東京ドームでフィギュアスケートが観られる機会があるのかは
分からないし、それができるとしたら羽生結弦のワンマンショー以外では
あり得ないとも思う。
この調子で書いていくと一向に進まないので演目の話を。
まず「あの夏へ」。
一言、
「なんて美しいんだろう」
と思った
スパイラルをこれだけ長く見せてくれたのは初めてかな?
夢のようだった。
そしてその後のダンサーさんたちの動きも併せて
「これ、まるで東京五輪の開会式じゃん」と思った。
これが本当の開会式でできていたらどれだけ世界に誇れたか。
言ってもしょうがないことだけどね
それが一人のフィギュアスケーターが総指揮を執る単独公演で
実現してしまった。
「序奏とロンドカプリチオーソ」では『プロローグ』でも採用した6分間練習から。
今回は英語のアナウンス付き。
実は今回、この「ロンカプ」についてそんなに緊張していなかった私。
ジャージの下に覗く衣装を見てすぐ「ロンカプ」だと冷静に気がついた。
私は昨年の24時間テレビで十分もう最高のパフォーマンスを受け取っていたから。
でも演技後、羽生選手の万感の表情を見て
「多くの人が見ている場面、ショーの命運をかける場面でやる」ことが
重要だったんだ、と思った。そこまで私は思いが至っていなかった
40分間の休憩の後の第2部。
開始前にキーボードやらドラムやらがリンク横に運ばれてくる。
これはまたワクワクする展開。
そしたらいきなり東京ドームがコンサート会場に
プリンスの「Let's Go Crazy」。まるでプリンスがその場で歌ってるような臨場感。
録音の音と生演奏の境が分からない。ギターソロがカッコいい!
そして曲が終わるところで羽生選手が出てきてそのまま…
カッコええ~~!!
私の大好きな「Let Me Entertain You」だ。
しかも私の大好きな白衣装だよ
ロックスター以外の何物でもなかった。何というカリスマ。
(ディズニープラスで見直しても直視できないぐらいカッコいい)
Let me!!
Enter!!
tain You!!
って明らかに煽ってくれたのに十分に返せなかったことが心残り
(心の中ではめちゃめちゃ叫んでた)
コロナ禍で声を出せない時期に生まれたプログラムで
こういうコール&レスポンスができたのは今回が初めて。
そして3年近く声を出してなくて声の出し方も忘れてしまったところがある
(そう、今回はマスク越しでの声援がOKでした)
ちなみに今回の「レミ」はショートプログラムで使用していた時の構成
そのままではなく、ラストはライブ音源が基になっていて、
だからこそコール&レスポンスの部分があったのだ。
ロックコンサートで始まった第2部だが、ここから羽生選手の心の声を
ひたすら掘り下げる展開になる。
次の曲は「阿修羅ちゃん」。これが衝撃で。
とにかくあり得ないぐらいキレッキレのダンスを氷上で繰り広げる羽生選手。
テンションブチ上がりだ
しかも後日判明した、振付・羽生結弦という事実
武部さん…!そんな、謝らないでください…!😭
— 羽生結弦official_Staff 公式 (@YUZURUofficial_) March 4, 2023
拙い振り付けがMIKIKO先生の振り付けになってしまったら、MIKIKO先生に申し訳なさすぎて…
またいつか、武部さんと共に創っていけることを楽しみにしております!
羽生結弦#武部聡志 様#MIKIKO先生#GIFT_tokyodome https://t.co/hBut9SrnxR
「阿修羅ちゃん」「いつか終わる夢」の振付が羽生選手だとしたら、
「あの夏へ」の振付が誰なのかも気になるな
というか振付師としての才能も物凄いのでは?
ただし「阿修羅ちゃん」を振り付けてもらったところで
氷上でこなせるのは羽生結弦しかいないな。
ELEVENPLAYさんがリンクの周りで踊っていて、要所要所での
動きのシンクロ具合も素晴らしかった。
この公演には「プロフェッショナル」しかいない。
ここまで「演目」のことしか書いていないが、
「演目」の間に語られる言葉は決して明るいものではない。
第1部では競技人生を振り返り、第2部では羽生選手の内面を掘り下げる。
その言葉は抽象的で様々な解釈、想像ができる。
堂々巡りとも言えそうな羽生選手の言葉に
「一般層、ライト層はどう思うのだろうか…」と思った。
「いろいろ辛いこともあるけど前を向いて進んでいこう」なんて
単純なものではなく、「前に進もうとするけど結局は独り」に戻ってしまう。
正直、生で観た当日は消化しきれなかった。
そして羽生選手がユーミンさんの「オールナイトニッポンゴールド」に
ゲスト出演した時のことを思い出していた。
「なんか同じことばっか言ってるな」「そういうときどうしますか?」
「自分に飽きるときもあるんですよ。『もうわかった、その気持ち』みたいな。
『もういいから、その気持ち』みたいな。」
「もっと違うものを出そうってしたいんですけど、
でも違うものを出そうとすればするほど上っ面にしかならない。
自分の魂からの叫びにはならないなとか…
なんかそれを探し出すのが本当に難しくて。」
これを聞いてユーミンさん
「それと同時に『もう過去にやっちゃったじゃん』って思ったものの中に
新しいものがあったりもするのよね~」
羽生選手はそう言われて「あぁ、そっかぁ」とさらに話を展開していく。
このラジオ出演もすごく大きかったんじゃないかなぁと思った。
「オペラ座の怪人」が観られたことも嬉しかった。
私が初めて羽生選手を生で観たのが2015年の国別対抗戦フリーで、
その時以来のオペラ座だった。
ラストは「Notte Stellata」。
「火の鳥」で始まった『GIFT』は最後、白鳥になって飛び立っていった。
(クレーンで上に上がっての退場)
アンコール前の挨拶ではこの日演奏していたのが
「東京フィルハーモニー交響楽団」だと紹介されて場内がどよめいた。
アンコールは「春よ、来い」。そして「SEIMEI」が流れるとこの日一番のどよめきが。
やっぱりそうだよね。間違いなく羽生結弦の代名詞。
最後のコレオの前から出てきて、コレオに突入すると
平昌五輪のあの日のように、素の羽生結弦が感情を爆発させていた
(「SEIMEI」生演奏も素晴らしかった!)
そして最後の挨拶、あれほど様々な言葉で語ってきた羽生選手が、
爆発する感情を何と言葉にすればいいか分からず氷に駆け出し
荒ぶるスケーティングで語るのが…
最後に思いを伝えるのはスケートなんだな
【メンテナンス完了のお知らせ及び新視聴ページのご案内】#ディズニープラス『Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome』
— ディズニープラス公式 (@DisneyPlusJP) February 28, 2023
映像・音声の改善を図るためのメンテナンスは完了しました。ご協力ありがとうございました。
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3/13以降どうやって生きていけばいいんだろう
Blu-ray化されることを祈っています。
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全く気持ちの切り替えができてないですが、
3/10(金)は『notte stellata』を観に行けることになりました。
JTBさん、ありがとうございます!
大切な日の大切なショー、しっかり見てきます。