行ってきました!

 

 

 

私が行ったのは1/7(火)の昼の回。

幼少期から現在に至るまでの羽生選手のプログラム曲を

100名体制で生演奏するというコンサート。

 

 

午前中に新宿で昼食を済ませ、開場40分ぐらい前に

東京国際フォーラムホールAへ到着。

すでに入場待ちの人たちでごった返していた。

 

 

開場時間前にロビーへの入場は開始されたので、

すぐにガイドブック購入の列に並ぶ。

(というか、入場した人はほぼ全員ガイドブック購入の列へ)

そして無事ガイドブックを手に入れた。

冒頭の羽生選手の挨拶文を見ただけで、

彼がこのイベントに主体的にかかわっていることが読み取れた。

(ファンの方は必読!いや、それ以外の人にも読んでほしい。)

また、ガイドブック購入時に曲目リストも渡された。

 

 

座席はS席。だけど一番端っこだったので、視覚的にも

音響的にも正直「良い」とは言えない席だったと思う。

(経験上、先行予約で取るとそういうことが多い気がする。

試合のチケットも3次販売や4次販売でやっと手に入れた席が

案外ど真ん中だったりするし。)

それでも舞台上の楽器の数々にワクワクした。

 

 

14時。雷鳴とともに「サマーストーム」(ヴィヴァルディ『四季』“夏”)が

始まった。

続いて、羽生選手がスケートを始めてから初めて大会で披露した

「ウルトラマンガイア」、そして「草競馬」。

実は自分の“ウルウル”度合いでいくと、この

「ウルトラマンガイア」「草競馬」が一番だったかもしれない。

スケートを始めた結弦少年が一生懸命

身体を動かしている姿を想像して、というのもあるし、

単純な“音の迫力”100名もの演奏家が結集し、奏でている、

音楽人って凄い!カッコいい!という感動もあった。

 

 

そして一番いいな!と思ったのは「シング・シング・シング」。

途中のドラムソロとかカッコよくてね。

終わった後の拍手もひときわ大きかったのではないかと思う。

「シング・シング・シング」はガイドブック冒頭挨拶でも

羽生選手が真っ先に触れた曲である。

そろそろジャズプロなんかもいかがですか?羽生選手おねがい

(欲を言えば通常オーケストラに加え、和楽器、ドラム、

エレキギター、コーラス等、ありとあらゆるミュージシャンを

揃えていた今回のコンサートでサックス奏者がいれば

なお良かったな、と。

シング・シング・シング」にはサックスが必須だと思うのだ。

以上、某音楽教室で細々とサックスを習っている私の独り言。)

 

 

そして「パガニーニの主題による狂詩曲」。

まず曲が名曲。そして当時14歳とか15歳の羽生選手が

このラフマニノフの美しい音楽を全身で感じて演じていることに

また感動…という具合で、かなり私の中では好きなプログラムである。

そろそろラフマニノフなんかもいかがですか?羽生選手おねがい

交響曲第2番第3楽章」とか「ピアノ協奏曲第3番第1楽章」とか

大好きなんですが。

 

 

…とこの調子でいくと、羽生選手にはあと30年ぐらい

現役を続けてもらわないといけなくなるなチュー

 

 

そして「シング・シング・シング」と同じぐらい秀逸だったのが、

ホワイト・レジェンド」。

この曲とプログラムも元から本当に好きで。

生演奏での尺八!!これは感動した。和太鼓にも。

川井郁子さんのヴァイオリンもこれが一番良かった!

(というか、曲自体が好きなのですキラキラ

 

 

「天と地のレクイエム」は塩入俊哉さんのピアノ。

羽生選手のパフォーマンスとしては2016年世界選手権EXのものが

秀逸だが、その次に好きなのが塩入さんが生演奏した

2015年メダリストオンアイスのときのもの。

それを思い出しながら聴いた。

 

 

そしてショパン「バラード第1番ト短調Op.23」は

福間洸太朗さんのピアノ。

フルで聴けたのが嬉しかった。

会場内が皆、ピアノの音一音一音に集中。

 

↓今回の映像ではもちろんないけど福間さんの「バラ1」↓

 

 

 

今回のコンサートでは大型スクリーンに映像や写真が流れつつ、

適度に編集されたものが演奏されるのと、

スクリーンは映さず、演奏者にのみ焦点を当てるもの、

羽生選手の演技映像と完璧に合わせて演奏するものとがあった。

(これは本当に完璧に合わせている神業。

演技映像と合わせるときは指揮者の永峰大輔さんが

カウントを聞き、映像を流すスタッフ?に合図を送ってから

スタートしていた。)

 

 

最後は「Otonal」「Origin」「SEIMEI」で締め。

「Origin」はスケートカナダ2019、「SEIMEI」はグランプリファイナル2015の

映像と完璧に音ハメ。

(「Origin」で羽生選手がするヴァイオリンポーズと川井さんが

シンクロしてるか見るのを忘れた~ガーン

 

 

素晴らしいコンサートだった。

今回は正月休み明けすぐという、あまりにも酷な日程かつ

5,000人収容の東京国際フォーラムホールAでの開催、

もちろん羽生選手本人はいない、ということで

珍しく「チケットが容易にとれる」イベントだった。

 

 

でも私が行った1/7(火)昼の部はほぼ客席が埋まって

いたのではないかと思う。

次回をまた期待したいし、もし実現したら

今度はチケット争奪戦になることも十分考えられる。

 

 

この日のために結集してくださった演奏者の方々、

本当にありがとうございました。

そして羽生選手。ガイドブックの言葉、楽曲解説を読み、

「一切の仕事に手を抜かない姿勢」

「一つ一つのプログラムへの愛情」を感じましたおねがい

 

 

今年も羽生選手が健康で、納得いく演技ができますように!