東京都立川市の体験農園で、観察中心で
固定種在来種の野菜の種の、種とりをしています。

野口の種さんや、種の交換会でお迎えした種を育ててみています。

 

東京都多摩地域で、自然栽培や草生栽培、

種とりをしたいと思ってから、15年以上、

種とりできる貸り畑は見つかりませんでした。
 

何故か、2月に一旦畑を更地にして更新するのが善
という場所が多いのです。これでは、冬を越す苗を置いて置けません。

 

また、私の知っている地域では
「草を生やさないのが良い管理者」という、
自然栽培とは真逆の考え方が流行っています。

 

 

 

4月下旬~7月に種とりする場合、冬に苗を置いておく必要があるので

体験農園は、年間通して借りられる場所であることが大事です。



かき菜とのらぼう菜は、開花・結実時期がずれるので

区別しやすいです。


 

のらぼう菜の種は、まだこれから。

5月中旬かな…?



のらぼう菜

最初は岩手県産地の種をかって蒔いてみたこともありますが

2年程は、買った種を蒔いて、育成に失敗していました。

3年目くらいに、近所のJAで売っていた苗を育ててから

ずっと種とりしています。

育たなかった時期があるので、育っているのが、とても嬉しいのです。

 

 

また、今年も、そら豆が育っています。

そら豆も、最初の1,2年は冬越しが難しかったです。

だから、来年も今の地域で良く育ってくれる種になった今が、

とても嬉しいのです。
 

私の育てているそら豆(固定種)、「越前赤そら豆」と、「ポポロ」には、
昔はアブラムシが来ていた時もありますが、

今は、滅多にアブラムシは来ないのです。

元気そうな葉っぱに癒され、見る度に感嘆しています。

 

通路を挟んで向かいの区画のそら豆は、アブラムシさんが沢山おり

草がない状態でした。余分な水分が多いのかなと思いました。

 

 

 

 

普通小麦が、育ち途中です。

 

 

 

エンドウ類も含めて、いろいろ育っています。


エンドウ類は、豆の色や大きさで見分けているのですが

仕分け中としては、一番悩ましいのです。

 

黄色っぽい、白っぽい、シワのあるなし

莢の雰囲気が同じようで、微妙に違うような…?

 

 

いただいた、カボチャの種。

育つといいな。

 

カボチャ

 


次に、種を蒔けそうな場所です。

理由はわかりませんが、草取りは、殆ど必要がないです。

基本として、枯れてきたら場所を避けてもらって
堆肥にさせてもらっています。

 

私が、隙間があれば、何かの種を蒔きまくっているからかもしれません。

といっても、タイミングが合わなければ、
育たない植物は、育たないのです。
 

ある程度は育てたい種類を考えますが、

思った通りにはなかなかいきません。

 

蒔く→芽が出たら育てる

それで満足することにしているので、何とかなっています。

 


種とりをしていると、次の種を蒔くタイミングは

種とり待ちとなるので、計画はしづらいです。

そのため、育苗をしておきつつ

種が実りそうになった苗は、家に持って帰らせてもらい
次の何かを蒔くことができる場所を、空けてもらうことをしています。

 

 

今は、自然農法センターから苗が届くのを待っています。
夏苗は種から育てるのが私にはまだ難しいので、大変有難いのです。

苗は、5月2日に届く予定です。