小澤征爾さんの訃報を聞いて、

オーケストラの音楽はやはり素晴らしいと、改めて思いました。

 

人類も家庭菜園も、オーケストラのように

各自が自分に合った楽器を見つけて奏で

少しずつ調和がとれていくといいなと、心から思います。


 

自然を急かさず見守り、
7年程度で実現した、家に囲まれた庭の調和?
 

冬は日の光が当たらないので、育ちはゆっくりです。
 

普通小麦、小松菜は1,2年目以降上手く育っていないので

適当にばらまいて自然にお任せしているのですが、
今年は何となく、育ちそうな顔?をしています。

 

小松菜と普通小麦


昨日から考えていた、
私の考える、調和と対話のある家庭菜園。

 

 

調和は、穏やかに、忍耐強く
相手(植物、予期せず訪れる生物など)を尊重してこそ
実現できると思っています。


同調圧力とは違うということです。

家庭菜園で言う同調圧力は、

 

土を露出させ、草が生えてくることを許さないと心に怒りを抱え、
野菜だけを限界まで育たないかと願い

肥料という名の人為的な化学物質で一時的に栄養バランスを偏らせる、
具合の悪くなるような揮発物質を出しているようなもので植物や生き物を殺す

 

 

それが忙しい現代人が、

安く食べ物を育てようとした結果の、農家さんがやらざるを得ないと

勘違いしていること…

 

クリーンだ簡単だ便利だ、人は要らないという農業

そのような夢を実現するためのエネルギーは、

不自然に膨大ではないでしょうか。

一部の企業が利益を得て、人は要らない、

だから、何か災害が合ったら立て直せず放棄される

土地を使い捨てにするほど、地球を粗末にしているのは

「環境が大事だ」と言いながら自分の利得、ビジネスを大事にしている
人の中に、居はしませんでしょうか?

 

 

野菜の収穫以前に、「その土地そのものの未来」を考え、

大事にする必要があるのではないかと思います。

 

「自然と調和するやり方は、自分が費やせる時間ではできるわけない」と

内心で信じている人は、

急いで理想を実現しようとして、

暴挙をするのではないかと思います。

 

それで、病気や虫が多発して、訳が分からない

畑は難しいと挫折して、嫌になってしまう。

他人任せになる。

 

 

病気や虫は敵ではないと考えるのは、

病気や虫を尊重する考え方ではないかと思っています。

 

私が見守っている自然な家庭菜園では、

何か必要な理由がなければ、病気や虫さんはやってこなくなっています。

 

そのために必要な時間は、半年~2、3年でしょうか。

 

相手(自然)は協力してくれるかもしれない、そうあってほしいと

願っても、強制はしない。

何故なら、今自分がやろうとしているやり方は、「間違っているかもしれない」からです。

 

自然の摂理に反することでも、自然は「時間」さえ費やせば

回復してくれるのですが

真逆な事をやってしまうと、回復に時間がかかります。

 

だから、自分の願望を自制して
相手の邪魔をせずに見守る。

 

これが、心も穏やかに、平和につながる考え方ではないかと

私は思います。

 

 

 

管理(支配)や監視(不信)ではありません。

 

共存、見守る、

調和がとれる方向性になっているか冷静に、時間をかけて見守る。

 

 

見た目は地味ですが…

 

 

心穏やかに、家庭菜園できますよ。