来年、ウィーンミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』が、5年ぶりに上演される。日本初演から20周年だそう。でも、調べてみたら、日本初演は2006年なので、20周年ではなくて、20年目…ではないですかね?かねがね、気になっているのだが、〇〇周年の数え方って、例えば、2000年にデビューした人の10周年記念イベントは、2010年に行なう…ってことですよね?2009年に行なう人も多いじゃないですか。何か、一言、ツッコミたくなってしまう。

 

繰り返し再演されてきた『ダンス・オブ・ヴァンパイア』。私は、1回しか観ていない。あれが初演だったんだっけ?と、プログラムを引っ張り出す。おおお、2006年7~8月公演だったのね。日本初演だ。18年前の夏に観たんだなあ。

今、まさに、帝国劇場の舞台に立っていらっしゃる、山口祐一郎さん(クロロック伯爵)・市村正親さん(アブロンシウス教授)の2大巨頭が、18年前の夏も、帝劇の舞台上にいらっしゃった。若者カップル、アルフレートとサラは、どちらもダブルキャストで、アルフレートは泉水洋平さん・浦井健治さん、サラは大塚ちひろさん・剣持たまきさん。私は、泉水さん&剣持さんの出演回を観た。

 

ヘルベルトは、吉野圭吾さん。『モーツァルト!』のシカネーダー役と同様に、ヘルベルトは圭吾さんでなくては!という観客の強い想いがあるので(個人の意見です)、再々演以降のヘルベルト役者さん達は大変だったと思う。来年は、ジュリアンさんが演じる。水沢アキさんの息子さんですよね。

 

来年のキャストの顔ぶれを見ると、まず、山口祐一郎さん、石川禅さん(初演の市村さんから教授役を引き継ぐ)、駒田一さん(おなじみ、クコール劇場!)のベテラン陣がいらっしゃるのが嬉しい。

アンサンブルには、さけもとあきらさん、麻田キョウヤさん、伊藤俊彦さんなど、これまたベテランの方々が。

ヴァンパイアダンサー(伯爵の化身)が、佐藤洋介さん・加賀谷一肇さんですと!?きゃあ~!

 

フィナーレ~カーテンコールでは、舞台と客席で総踊りかしら。自然と、オールスタンディング状態になっていたような記憶がある。私は、1階席後方で観ていたが、キャストさんが客席に降りてきて、観客に振付を教えて一緒に踊る…って感じだったんですよね。東宝の公式サイトには、振付の上島雪夫さんが自らレクチャーする振付動画もあった(と、思う)。

♪真っ赤に流れる血が欲しい♪

♪モラルもルールも まっぴら♪

 

『ダンス・オブ・ヴァンパイア』だから、略称『DOV』じゃないの?と思われた方、ドイツ語の『TANZ DER VAMPIRE』の略で、『TDV』なのです。