『ベルサイユのばら50』が、全日程を終了した。私は、生観劇もできなかったし、配信も観られなかった。やっぱり、土日に仕事している(時々は休める)と、配信視聴に参戦するには不利だよなあ。かなり前にわかっている配信日(タカラヅカの本公演の千秋楽とか)には対処できるけど。ブルーレイが発売されるようですね。

 

半世紀前の『ベルサイユのばら』上演、それをテレビで観たり、劇場で観たり、という小学生時の体験が無かったら、今の私は居ない。私は役者でもスタッフでも無いし、いち観客に過ぎないけれど、こうしてブログを書いているのも、『ベルばら』きっかけでタカラヅカを観るようになり、他の舞台も観るようになり…という人生の軌跡(大げさ)によるものだ。

 

御園座公演は、榛名由梨さんと未沙のえるさんが体調不良のため休演されたが、お二人の不在を、皆さんでカバーしたようだ。

『ベルばら』も『風と共に去りぬ』もトップバッターを務められた(そして、成功に導いた)榛名さんが大千秋楽の舞台にいらっしゃらないのは、本当に残念。こういうイベントでは、ショーちゃんが先頭に立って仕切り、全体に気を配り、笑いをとり(?)…大活躍されますからね。

未沙さんは、汝鳥伶さんの代役。メルシー伯爵は、光月るうさんが代演されたとのこと。光月さんが大阪初日から演じているブイエ将軍も、元々は汝鳥さんが演るはずだったんですよね?

 

昭和のレジェンドの皆様は、『ベルばら』に出ていなかったら今の自分は居ない、と、口を揃えて仰り、昭和の『ベルばら』を観てタカラヅカを志した皆様(私と同世代の方々は この辺り)は、あの時 あの舞台を観ていなかったら今の自分は居ない、と、同様に…。その下の世代の方々も、それぞれに、初『ベルばら』があり…。

 

昭和レジェンドの皆様方は、これから先、『ベルばら55』やら『ベルばら60』が開催されたとしても、もう出演しない…というような発言をされている。後輩たちが、初演時のスピリットを受け継いで体現してくれているから、任せても大丈夫、と。淋しい気持ちと、引き際を心得た潔さが清々しい気持ちとが、入り混じる。

 

やっぱり、私の原点は、BIG4。タカラヅカの素晴らしさ、トップスターの凄さを知らしめて下さった、ベルばら4強。

改めて、本当に本当に、ありがとうございます。