宮藤官九郎さん脚本の、金曜夜10時のTBS系ドラマ『不適切にもほどがある!』。何だかんだで(?)、今までの3話は観てきた。あさってが第4話。木下晴香さんのインスタグラムで、『不適切にもほどがある!』の第1話に出演します、という投稿を見て、ふーん、晴香ちゃんがゴールデンタイムのドラマに出るのかあ、と思ったものの、リアルタイムでは視聴せず…。しかし、すごく面白かったという意見がたくさん目に入ってきて、ミュージカル的なシーンがある、しかも、晴香ちゃんが歌っていると知り、TVerで視聴。

ドラマは、おもしろかった。そして、イロイロ、考えさせられた。

 

1986年(昭和61年)に生きる小川市郎(阿部サダヲさん)が、2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまい、また1986年に戻ったり、またまた2024年に来ることができたり…。私の世代(アラカン)だと、38年前のテレビやヒット曲や世の中の空気が解るので、楽しめたり、悲しんだり、登場人物たちの心情に共感できるけど、若い人達は、わかんないよね?ばんばん出て来る当時のワードも、聞いたことない方々には、何それ?って感じだろうし。

ハラスメントだとか、コンプライアンスだとか、確かに、昔はユル過ぎたとは思うけど、何でもかんでも●●ハラと言って糾弾する現代の風潮は、やっぱりオカシイ。

それでいて、政治家は悪いことしても捕まらない。どうして?

 

さて、ミュージカルシーン。これがあるから、このドラマはキライ、という意見もあるそうで、このシーン目当てに観ている私とは正反対の意見ですねえ。フツーに、台詞だけで展開するより、もう一次元、違う世界に飛ぶみたいな感じで、収まりがイイ(エンディングに向けて締まる)と思うんだけどな。

第1話では、木下晴香さんはもちろん、咲妃みゆさんも歌い踊り、主演の阿部さんの歌唱は言うまでもなく、磯村勇斗さんの歌声も素晴らしかった。

第2話では、渚(仲里依紗さん)の夫役で登場した柿澤勇人さんの圧巻の歌声に魅了された。仲里依紗さんの歌も素敵でした。

第3話には、山本耕史さんが登場。毎回、ミュージカルスターのミュージカルシーンが観られるとなれば、ドラマ観ちゃうよね。

ミュージカルシーンの曲は、どっかで聴いたことあるような、でも、オリジナルの曲らしい。昭和のアノ曲に似てる、って感じの曲ね。振付は、宮藤官九郎さんの奥様である八十田リコさんが手掛けているとか。

 

古田新太さんの役名が謎なのであるが、令和の小川市郎(88歳)かも?

 

公式サイトの「お知らせ」ページに、「#ふてほどミュージカル」動画が列挙されています。