3日前、フォローしている、日比野桃子(みさとけい)さんのインスタグラムの投稿を見て、驚く。トップハットが閉校?!

こちらは、日比野さんが経営するスタジオ・トップハットのインスタ投稿。

 

 

1993年に開校した、宝塚受験スクール(受験対策だけではなく、趣味のレッスンもあるようです)「スタジオ・トップハット」を、今年7月をもって、閉じられるということです。日比野さんは、閉校後は、貸スタジオの管理人をなさるとのこと。

 

みさとけいさんのジェンヌ時代(1968年~1981年)の舞台姿は、後半6年間ぐらいを、生で拝見することができた。恵まれた長身とスタイル(足が長い!)、男役歌唱だけでなく、高~い音域も自在に出せる、素晴らしい歌声、頭の回転の速さ・センスの良さ、知的なユーモア、魂を感じさせる緻密で熱のこもった演技。トップスターに昇り詰めることはできなかったが、間違いなく、タカラヅカの歴史に残る男役スター(人気・実力を兼ね備えた)の お一人。

退団(生徒としての)後は、宝塚歌劇団の演出助手としてお仕事をされていたが、演出家デビューを待たずに、8年で退団。これは、本当に、残念。今は、入団して数年で作品を発表する演出家さんが多いですもんね。でも、ピンちゃんが先陣を切って下さった(初の女性演出助手)からこそ、植田景子さん、児玉明子さん、小柳奈穂子さん、上田久美子さんをはじめ、たくさんの後輩女性演出家が生まれたのだ。ピンちゃんの偉大なる功績、だよね。

 

トップハットからは、多くのタカラジェンヌが誕生。1994年に受験したスタジオ第1期生からは、蘭寿とむさん、紺野まひるさん、遼河はるひさん、月丘七央さん、良基天音さん、橘梨矢さん、の6名が合格した。みさとけいさん主宰の受験スクールから6名も受かった!と、話題になりましたよねえ。

蘭寿さん、紺野さんの他には、明日海りおさん、実咲凛音さん、というトップさんを輩出している。先日就任したばかりの春乃さくらさんも、スタジオ・トップハットの出身。悠未ひろさん、琴まりえさん、美羽あさひさん、舞咲りんさん、憧花ゆりのさん、望月理世さん、和音美桜さん、春風弥里さん、花影アリスさん、大湖せしるさん、澄輝さやとさん…といったOGさん達も。

 

ピンちゃんの以前のブログ(トップハットの公式サイトに併設していた)のプロフィール欄に、「将来の夢・・70過ぎたらシャンソン歌手になる」と書いてあったのだけど、70歳に成られても、一向に、その気配が無く、あれ?あの夢は どうされたのかな??と思っていた。75歳に成られた今、シャンソン、歌っていただけませんか?