今年3月18日に宝塚ホテルで催された、愛華みれさんのディナーショー『Refrain(ルフラン)』を、タカラヅカスカイステージで観ることができた。フランス語でルフラン、英語で言えばリフレイン…繰り返し、の意味ですね。

 

出演は、愛華さんの他、双葉美樹さん、羽純るいさん、紫陽レネさん、飛龍つかささん。ゲストは、森奈みはるさん、彩吹真央さん(夜の回)、愛音羽麗さん(昼の回)。星組出身の羽純さん以外は、花組OGチーム。飛龍さんは、振付も担当。

音楽監督・ピアノ演奏は、吉田優子さん。キーボードで村松充昭さんもサポート。

昨年秋に発売されたCD【吉田優子作品集 Ideale(イデアーレ 理想の人)】を、始まって早々に、愛華さんが宣伝。通販番組のレギュラーをされている愛華さんが、商品を手に持ってアピールするのは、なかなか効果的かも。ジャケットのイラストは轟悠さんが描かれたということも、同期生の愛華さんの口から紹介されると、何だか嬉しく感じる。

 

 

 

明るい、あたたかいオーラの持ち主・タモさん。トークでも、タモさんは太陽みたい!という表現が、共演の皆さんから何度も出てきたが、本当に、そうですよねえ。元気をもらえます!

 

タカラヅカの曲を数曲、昭和歌謡(J-popと言うよりは、歌謡曲って感じの)を10数曲。しっとりした曲より、ノリノリの曲が多めだったかな。

愛華さんルドルフ&森奈さんマリーの“うたかたの恋”では、みはるさんが同期の白城あやかさんから借りたという〈三日月の髪飾り〉と〈十字架のペンダント〉を身に着けて熱唱。

彩吹真央さんと愛音羽麗さんは、愛華さんからのリクエストで『ルードヴィヒⅡ世』の“夢の果てに”を。この曲、私、大好きでして。花月100周年『Greatest Moment』で、この曲が聴けなくて残念だったな。ご自分の代表作、代表曲を、自ら歌うのではなく、後輩に託す(彩吹さんは新人公演でルードヴィヒを、愛音さんは本公演で子供時代のルードヴィヒを演じた)タモさん、ナイスです。

そう、この“夢の果てに”も、吉田優子先生の作曲。

 

愛華さんのサヨナラ公演『VIVA!』のビデオを観て、タカラヅカを目指したという飛龍つかささんは、『失われた楽園』の“少年の心”を。当時 2番手だった愛華さんが歌われた曲で、これも、優子先生の曲。

つかささんが歌われた昭和歌謡の中では、“情熱の嵐”が特に似合ってました。

 

全員揃っての“勝手にしやがれ”“2億4千万の瞳”のメドレーでは、客席もサイリウムを振って大盛り上がり。これは、間違いない選曲ですね。構成・演出は愛華さんがされたのかな?最後は“愛の讃歌”で締めます。『あさきゆめみし』の“愛の燦歌”じゃなくて、シャンソンのほうの。

 

ディナーショーを放送したあとに、ランチショーのダイジェストも放送して下さるという、至れり尽くせりのスカステさん。ゆみこさんも、みわっちさんも、どちらも観たかったので、嬉しかったです。

 

愛華みれさんは、タカラヅカ109年の歴史の中で唯一の、鹿児島県出身のトップスター。タモさんに続く、鹿児島出身トップスターは…出てきそうですよね~(あの二人!!)。