昨日は、東京宝塚劇場で、花組公演『巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~』『Fasionable Empire』千秋楽を観劇。

7/30から8/14昼公演まで中止、8/14夜公演から8/19まで上演(7公演)、8/20-9/3中止、そして昨日上演(1公演)。52公演中、44公演が中止となりました…8公演か…本公演が8公演しか上演できなかったんだ…。

タカラヅカに限らず、公演中止については色々な想い・考えがあるが、昨日の客席に座ることができた私達の使命は、舞台上の皆さんへ感謝や労いを伝えること、舞台上からのパワーをしっかりと受け取ること。昨日のステージが、タカラジェンヌとしての卒業式であった4名の方々(飛龍つかささん、若草萌香さん、音くり寿さん、芹尚英さん)をつつがなく送り出すことも、観客の役割と言えるかも。

 

2週間ぶりに舞台に立つ皆さんは、とにかく、熱い!客席からの拍手・手拍子も、力強い!(一糸 乱れぬ)

カーテンコールでは、昨夜は眠れなかった、という話が出ていたが、そりゃそうですよねえ。ほとんど寝ていないのに、あんなに熱いステージを務めることができる皆さんを、凄いと感じると同時に、心配だ…。

 

組長・美風舞良さんのご挨拶でも、トップスター・柚香光さんのご挨拶でも、観劇予定が流れてしまった(中止期間中のチケットを持っていた)人達へのお詫びの言葉が繰り返され…この2~3年、こういう言葉を何度見聞きしたことか…。もしかしたら、昨日の千秋楽公演も中止になっていた可能性も、無くはないのだ。花組は、昨年、無観客千秋楽という、何と表現していいかわからないような、不測の事態を経験している(二度とあってはならない)。

 

退団者4名のご挨拶は、ワタシは、いつもは配信で観ているせいか、大階段を一段ずつ降りてくるさまがリアルで体感できて(しかもセンター・37番の座席。ほぼ真正面から観られる)、うれしいんだけど、さみしい…。次の公演からは居ないんですよ?この方々。

コロナ禍の花組を率いる柚香さんへの感謝を述べる退団者の皆さん。うん、初日や千秋楽の れいちゃんのご挨拶、組を率いる姿勢、雰囲気づくり、素晴らしいと感じています。お願いだから、東西の本公演を全日程無事に上演させてください…神様!

 

私が、東京宝塚劇場で千秋楽公演を観劇するのは、15年ぶりである。長年応援させていただいている立ともみさんの卒業の日、2007年12月24日(世間一般では、春野寿美礼ラストデイと呼ばれる)。あの時は、6度目(だったと思う)のカーテンコールで緞帳前に現れた春野さんに、「オサさーん!」「オサさーん!」と声援が飛んでいた。

昨日は、緞帳前に現れた柚香さんに、声援を送るわけにもいかず、ただ、思いっきり拍手を贈ることしかできなかった。無言で立ち尽くす数秒間が何度も見られた、れいちゃん。重責を担うトップさん達の心身の疲労は測り知れない。れいちゃんが、ジェンヌさん達が、お元気で幸せで居て下さるのが、私達ファンの幸せでもあります。。。

 

7/17に宝塚ホテル2階の展示写真を撮ってきたので、置いておく。

 

花組の皆さんも、今日から元ジェンヌとなった皆さんも、心身ともにお元気でお過ごしください…祈ります。

昨日のステージの一部始終、記憶に深く刻みます。忘れません。