鳳蘭さんが、春の褒章で、旭日小綬章を授賞された。おめでたい。

取材に応えて、昔から、【賞獲り蘭】と、タカラヅカの後輩から言われていた、と仰ったツレちゃん。まず、笑いをとる、場を和ませる、という姿勢は、ずーっと変わらないのだな~と、ほほえましく思った。

 

私がタカラヅカに出会った小学生の頃の、すばらしいトップスターさん達。いわゆる〔ベルばら四天王〕〔4強〕と呼ばれた、安奈淳さん(花組)・榛名由梨さん(月組)・汀夏子さん(雪組)・鳳蘭さん(星組)のBIG4。学年(年齢)も近く、人気も実力も拮抗し、全員が関西出身、という、奇跡的な4人。一昨年の、タカラヅカ100周年のイベントにも、4人揃って参加され、昭和ベルばら世代のオールドヅカファンとしては、本当に嬉しかった。

 

鳳蘭さんは、70歳だそうだ。榛名由梨さんも、昨年夏に古希を迎えられた。自分が50歳を過ぎているせいか、そんなに驚かなかったりして(苦笑)。

 

現在は、帝劇公演のお稽古中のツレちゃん。大劇場育ちで、大きな劇場が似合う方ですよね。しかし、実は、大きくない劇場にも出演経験はあり…。生の舞台は観られなかったが、NHKの舞台中継(だったと思う)で観た、紀伊國屋ホールでの『あかるい郊外の店』(1998年)は、ある意味、衝撃だった。山田太一さんの脚本。あの大スター・ツレちゃんが、こういう役も出来るんだ、こういう作品も演れるだ、と、新鮮だった。

 

深緑夏代さんの追悼コンサート『人生の輪』(2010年)を拝見した時も、博品館劇場に鳳蘭さんが出るの?!と、何か半信半疑だったのだけれども。実際に、博品館の上手袖からツレちゃんが登場して歌い出すと、キャパ400のはずの会場は、一気にキャパ2000~3000になった!…という錯覚に陥った。

 

これからも、お元気で御活躍を!BIG4の皆さんは、私の観劇ライフの原点です。