小堺一機さん司会のサイコロトークで おなじみの『ごきげんよう』が、今月末に終了する。前身の『いただきます』から数えると、31年半もの長さになるそう。『ごきげんよう』は25年だって。タモリさんの『笑っていいとも!』が終わってから、視聴率が振るわなかったみたいだけど、確かに、私も、見る時は(平日昼がオフの時ね)、続けて見てたなあ。今も、『バイキング』から そのまま見るパターン。12時からは『徹子の部屋』、という日もあるが。

 

ぎんざNOW、欽どこ、トップテン…などで、名前と顔を認識した小堺さん。『いただきます』のスタート時は、お昼の帯番組の司会なんてスゴイなあ、と思っていた。『いただきます』は、アルタでやってたよね。なつかしい。

 

♪何が出るかな、何が出るかな♪の、アノ音楽や、なさバナ(情けない話)、こいバナ(恋の話)、はじまる(初めて○○した話)他の略称や、バラエティに不慣れな役者さんが この番組で語った意外なエピソードをきっかけに、バラエティ番組でブレイクしたり…色々あった25年。現在は、小堺さんとゲスト3人(3組)でトークする形式ではなくなったが、4人でトークするとなると、他人に気を遣う人・そうでない人の違いが、30分の中で見え隠れして、素が出る番組だなあ…と思わされた。誰が見ても「いい人」の小堺さんも、やりにくいゲストに悩まされることは多々あったのではないだろうか。

 

俳優としても評価の高い、小堺さん。映像の世界でも、舞台の世界でも。シアターアプル(今は無い…)時代から長年続けていらっしゃる『おすましでSHOW』シリーズの他、グランドホテル、リトル・ショップ・オブ・ホラーズ、イントゥ・ザ・ウッズ、などの有名ミュージカルにも出演経験が。

 

私が印象深いのは、伝説のタップダンサー‘ビル・ロビンソン’を描いたミュージカル『THE TAP GUY』。玉野和紀さん脚本・演出・主演の舞台で、小堺さんは、ビル(玉野さんとHIDEBOHさんが2人で演じる)のマネージャー、マーティ役を演じていらした。玉野さんは、この作品により、菊田一夫演劇賞を受賞。再々演(2007年初演、2008年再演)されないかな~、『THE TAP GUY』。

 

『ごきげんよう』に続く時間の30分ドラマ枠も、今月末で終了。話題の昼ドラが たくさん生まれた枠だよねえ。さみしい。