先週の、宝塚月組の次期トップ発表以来、かつてのWトップを引き合いに出しているブログをよく見かける。私がタカラヅカと出会った1976年の以前にも、鳳蘭さん・安奈淳さん、大滝子さん・榛名由梨さんなどの 複数トップ(ダブルトップという言葉は無かったような気がする)が存在した。1980年に、花組が、松あきらさん・順みつきさんの複数トップ体制になったが、マツさんが1982年に退団されて、ミッキーさんが単独トップに就任…と思ったら、就任公演が退団公演となり(1983年)、もうしばらくトップスター順みつきを観たかったなあと、当時は悔しがったものだ。以後、1つの組に2人のトップスターを置く体制は取られていない。ミッキーさんは、1980年当時、4人のトップスターに次ぐポジションに居て、タカラヅカ全体のナンバー5とも言えるスターだった。1998年に宙組が新設された時、どうしてミッキーさんの在団中に5つ目の組を作ってくれなかったんだ~と憤ったのは、私だけではないのでは?

私のブログに何度も書いていることだが、私は、5年前に退団した立ともみさんの長年のファンで、個性的で実力派揃いのともみさんの同期生(第54期)の皆様も大好きである。54期を代表するBIGスターが、順みつきさん。

ともみさんのサヨナラ公演(2007年)。千秋楽に同期からのお花を渡しに来られたのは、大劇場では尚すみれさん、東京では上原まりさん。ミッキーさんから渡してほしかったなあという思いを抱きつつ(いや、もちろん、すみれさんもヨーコさんも大好きなんだけど)、2007年12月24日夜、ともみさんのフェアウェルパーティーの会場である、帝国ホテルの牡丹の間に向かうと、そこにはミッキーさんのお姿が!客席から「ともみっちゃんっ!!」と声が掛かっていたけど、ミッキーさんも叫んでいたんだな~。余談…1ヶ月半後の矢代鴻さんの千秋楽(日本青年館)を観に行った時は、やはりミッキーさん達が「シビちゃんっ!!」と叫んでいた…。

終始 明るく和やかな雰囲気のパーティーで、涙涙という感じにならなかったのは、定年まで40年のジェンヌ生活を悔いなく全うした清々しさゆえか。パーティーの締めくくりは、ともみさんの御挨拶の後に、同期生を代表して ミッキーさんの音頭で五本締め(三三七拍子を、最初は小指だけで、1本ずつ指を増やして叩いていく…最後は5本の指で)。

終宴後、ともみさんに御挨拶したあと、思い切ってミッキーさんに話しかけた。1983年にミッキーさんのサヨナラショーを観たこと、リサイタル『I LOVE MUSIC』をⅠもⅡも観たこと…ミッキーさんの傍らに ともみさんの姿があるのが嬉しかったこと…イイ感じに酔った(?)ミッキーさんは、照れ臭そうに微笑みながら、受け答えして下さった。

1983年東京『順みつきリサイタル I LOVE MUSIC Ⅱ』のプログラムより、ミッキーさん(左)、ともみさん(右)。写真は1982年バウホール公演の時のもの。
さんきゅうのブログ-201202202124000.jpg
 
 
 
 
 
ともみさんは、3月23日19:00~大阪XingGARDEN(クロッシングガーデン)で、70年代をテーマにしたJAZZ&POPSライブを行なう。