私がタカラヅカに出会ったのは、11歳の時。凄まじい〔昭和ベルばらブーム〕の真っ只中だった。現在は、入り待ち・出待ちは ごくたまにしかしない私だが、10代の頃は、旧・東京宝塚劇場の前で、よく 楽屋待ち(その頃は、入り出待ち という言葉は無かったようだ)をしていた。帝劇や日生で 楽屋待ちをする光景は、当時は見られなかったな、そういえば。

1978年4月16日に、当時雪組の大浦みずきさんに頂いたサイン。
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汀夏子さんスカーレット&麻実れいさんレット・バトラーの『風と共に去りぬ』公演中。なつめさんは研5、新人公演ではアシュレを演じていた。私は その時、中学2年生。

あれは何時頃だったんだろう…開演2時間前ぐらいに劇場に着くのを目指して、ウチを出て、某駅から井の頭線に乗り…渋谷駅で山手線に乗り換えたら…。私が座っている席の向かいに、大浦みずきさんが座っていた。しかし、電車内でサインをお願いするわけにもいかず、有楽町駅まで おとなしく(と言っても、チラチラ見ていたから、この子 ヅカファンだな、とお気づきだったかも)過ごし…。有楽町駅に到着、下車。と、なつめさん、歩くのが速い!(やっぱり、足 長いからなのか…) うわ~せっかくのチャンスなのに~(劇場前でサインを求めても断られる確率が高い)と、走って追いかけ(同じ車両に乗っていたのに、走らないと追いつけないって、どういうことなんだ~)、改札口を出てから、「なつめさん!」と呼び止め、無事、サインをGET。思えば、私が なつめさんと至近距離で接したのは、この時が最初で最後だ。

今日は、11月14日。2年前に旅立たれた なつめさんの三回忌。まだ2年しか経っていないのか…もう2年も経ってしまったのか…いろんな想いが交錯する。

4ヶ月前、7月14日、銀座ボンボンでの 福麻むつ美さん&多岐川装子さんライブの客席で、大浦みずきさんのお姉様に御目にかかった。ボンボンの客席では いろんな方々に遭遇するのだが、まさか、なつめさんの お姉様と お話できる機会が訪れるとは…。なつめさんは雨女で有名だったのに、2年前の12月2日のお別れの会の日も、昨年の一周忌の時も、天気は良かったので、「向こうへ行ってから、心がけが良くなったみたいねえ」と、お姉様は微笑みながら仰った。今日も秋晴れのようですね、お姉様。

今日は、なつめさんのことをブログに記す人が多いだろうな…。なつめさん!なつめさんは、大勢の人の心の中で、今でも ずっと、生き続け、輝き続けていますよ!
 
 
〔11/14 8:10追記〕今日の東京の天気は、秋晴れではなく、曇りのち時々雨…。昨夜の時点では、傘マークは無かったんだけど…。