昨日は、池袋のカフェ atelier bemstar で、『ハテシナイタビ』を観劇。定員30名の小さな空間で、上條恒さん脚本・演出による、90分ノンストップのお芝居を展開。上條さん・川本昭彦さん・中川菜緒子さんが 14歳から50歳までを演じ、初芝崇史さんの 甘くて切ない歌とギター生演奏が、作品全体を包み込む。

今年の年頭に、上條さんのブログで、5月に川本昭彦さんと二人で何かを演る…と読んだ時は、こんなにガッツリしたものが見られるとは思っていなかった。もっと軽くて笑える感じかな…と(笑いの部分はあったけど)。男性2人と女性1人の友情・恋愛・結婚・離婚・病死…。中学の頃にインベーダーゲームが流行ったり、トシちゃんの“哀愁でいと”とか…。バブル期に大学を卒業、数年後にバブルが はじけ…。40代の私には まさに同年代の共感できるストーリー。上條さんは私より少し年下だけど。

汗や涙や唾が飛び交う大熱演だった上條さんと川本さん。今まで 上條さんの どっしり構えた感じの役柄しか拝見したことが無かったので、前半の中学生のくだりの可愛さに ときめいてしまった。川本さんは、役によって全然顔が違って見えるのが いつも不思議なのだが、今回は、特に後半は かなりの二の線で、すんごいカッコよかった~。中川さんは、涼やかな佇まいの中に 芯の強さが感じられて素敵。ヘビーな内容ではあるものの、観終わって イイ気持ちになれる作品だった。

3月11日以降、もっと 日々を大切に、一生懸命 生きなければ…と思っているが…。それだけではなくて、もっと、周りの人達を愛したいし 愛されたいなあ…と感じさせられた。あと半年で、私は47歳。どんな後半生を送ることになるんだろう。

7月の三ツ星キッチンミュージカル『LOVE』のチラシと、昨日の『ハテシナイタビ』のチケット。三ツ星キッチンは12月には新宿スペースゼロで『EAST SIDE STORY』を上演予定。タイトルからして、興味が湧くなあ。


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