安蘭けいさんのコンサート「箱舟」のDVDを観賞。私は Side-K(浦井健治さんバージョン)を劇場で観ていたが、Side-S(武田真治さんバージョン)とは曲目が若干異なるので、Side-S も観たかったのだ。DVDはSide-S。Side-Kには無かった“The Rose”や“It's A Dangerous Game”が収録されている。

“It's A Dangerous Game”は、ミュージカル『ジキル&ハイド』の、殺人鬼ハイドと娼婦ルーシーのデュエットナンバー。もちろん、鹿賀丈史さんとマルシアさんの濃厚な(!)デュエットで知られているが、鹿賀さんと香寿たつきさん(2007年大阪・名古屋公演のみルーシー役)のデュエットも素晴らしかった。余談になってしまうが、香寿さんの歌稽古の際に、ハイドのパートを宮川浩さん(ストライド役で共演)が代歌されたそうである。香寿ファンであり 宮川ファンでもある私には垂涎モノのデュエットだ~。少年のイメージが強い武田さんも既にアラフォー。同年代の安蘭さんと 息の合ったデュエットを聴かせた。トート対決となった“最後のダンス”もカッコよかった!(浦井さんと安蘭さんだとルドルフ対決…)

「箱舟」の構成・演出は 荻田浩一さん。荻田さん演出、安蘭さん主演の『ワンダフルタウン』日本初演が、本日いよいよスタートした。私は東京千秋楽を観劇予定。昨年、荻田さん演出の『オペラ・ド・マランドロ』を観た時、舞台は面白かったけど、オギー演出作品を観た気がしない…と思ったのだが…。今度は どんな感想を持つんだろうなあ。『ワンダフルタウン』には、前述の宮川浩さん、『オペラ・ド・マランドロ』主演の別所哲也さんも御出演である。