メキシコに到着したのが現地時間の5月22日。



その日と翌日は取材などで過ごし、いよいよ24日から試合となるのでした。



ちなみに、24日は午前中から地元のラジオ番組に出演。一緒に参加したOKUMURA選手はスペイン語が完璧なので、私は通訳してもらいながら日本語で番組に参加したのでした。




それにしても、20年メキシコに住んでるとはいえ、OKUMURA選手のスペイン語のトーク力が凄かったな。いや、20年いるからあそこまで話せるのか。。。とにかく私はチンプンカンプンなので、「グラシアス」ばっかり言ってた気がします。グラシアスとは、ありがとうという意味。つまり私は、ことあるごとに「ありがとう!ありがとう!」と周りに言っていた事になる。これはこれで大丈夫かなって、あとで思いましたけど(苦笑)。



そして24日の夜、7年ぶりのメキシコでの試合に参戦したのでした。



試合はタッグマッチ。OKUMURA選手とタッグを組んで、マヒア・ブランカ&ルヒドというチームが相手でした。



この相手のマスクマンが、とにかく速くて力強くてカッコいい。今の新日本でいうと誰になるのだろう。個人的には翔太や上村になるのかな。伸び盛りといった試合運びで、とにかく勢いが半端じゃなかった。



そして試合に敗戦。ちなみにメキシコは、基本的に3本勝負。慣れない私にはいきなりメキシカンプロレスの洗礼を浴びせられたのでした。



この試合に敗戦した事により、相手チームから「タッグチャンピオンのベルトを懸けてもう一度闘え!」とアピールされる事に。



結果的に、これを受けて、28日にタイトルマッチが決定したのでした。



言葉も何も分からない私に、いきなりタイトルマッチは荷が重すぎる、、、と思ったのですが、決まってしまったとOKUMURA選手に言われ、もうOKUMURA選手に頼るしかないなと(苦笑)腹を決めたのでした。




そして25日にアレナコリセオという場所で試合、26日に再びアレナメヒコ、27日にアレナプエブラと続き、28日に初戦と同じカードでMLWのタッグタイトルマッチをする時がやってきたのでした。




ただ、この日まで四日連続でメキシコのプロレスを味わったのですが、とにかく気持ちの昂ぶりが凄くて熱い気持ちになれました。



あれだけ熱狂的に応援してもらえたら、興奮するなという方が無理。普段の自分の力以上のモノを出せたような気がします。


あと、それぞれの日の試合前や試合後に、現地に住む日本人の関係者の方と食事できたり、現地に住む若いレスラーとの出会いがあったり、メキシコの生活を堪能したのでした。


なんていうか、「言葉の響き」が凄く心地よくて、、、スペイン語から届く雰囲気が自分の身体にとても合っていた気がします。



私の若い頃に行った海外遠征(1995年)ではヨーロッパ(イギリスとドイツ)で生活したのですが、もしその当時にメキシコへ行っていたら、プロレス観も変わったのかなと思いました。



あと、メキシコで食べる食事が本当に美味しくて、、、タコスとかも地元の料理も美味しかったけど、朝のビュッフェであった「スイカ」が超美味しかったです。スイカなんて日本でも同じだろ?って言われそうですが、、、確かに同じだったかもしれないけど(苦笑)なんか、美味しく感じられました。



という感じで、今回はここまで。次回はメキシコでの最終戦とアメリカ遠征について書きたいと思います。





メキシコで試合を終えたばりの私。とても興奮しています。



入場する瞬間の筆者。お客さんからの声援が凄かったです。



これもリングイン直後。



アレナメヒコの控室にて。



メキシコで出会ったタクマ(左)とケント。若くて元気でニコニコしてて、「新日本の選手は憧れなんです」と言ってもらえて嬉しいやら恥ずかしいやらで、密かに感激してました。



頑張ってほしいです。