こんばんは。



9月8日からのシリーズで、合計14戦に参戦。


その後、アメリカへ飛び(9月29日)、AEWのビッグマッチ(現地時間10月1日)に参戦する機会を頂きました。


今回は、その事に触れたいと思います。


アメリカ遠征に至るまでの経緯は割愛するとして、9月29日のフライトで、アメリカのシアトルまで移動しました。


ちなみに今回の移動は一人ではなく、新しく新日本プロレスでレフェリーを務めるようになった中林タイト君も一緒でした。最近、新日本プロレスを観はじめた方には馴染みがないかもしれませんが、彼は英語が堪能な事から海外での仕事が増えていった感じです。


二人で羽田空港から飛行機に乗り、アメリカのシアトルへ。


そしてシアトル空港に到着後、ちょっとした事件が起こります。


私が日本から買っていたピザパンが手荷物のバッグに入っていまして、、、シアトル空港の荷物受け取りの際に、パトロールしていた警察犬に、その手荷物を発覚?されてしまったのです。


警備員の女性が連れているビーグル犬が歩いていて、それを見た私はノンキに「可愛い子だねー」と言ってました。そしてその犬が私のバッグの匂いを嗅ぎ始め、女性に合図。その瞬間、女性の顔色が変わり、速攻で別室へ連行されてしまいました。


諸々の検査をし、なんとか逃してもらった私。
どうやら、ピザパンに入っていたベーコンが駄目だったらしく、、、危うく入国できないという結果を味わうところでした。もう二度と飛行機に乗る時はピザパンを買わないぞ!!と固く誓ったのでした。


そして、シアトル空港から程近いホテルに泊まり、この日の予定は終了。



そして翌日の朝、ホテルのフロントに多くの選手が集合し、会場へと向かいました。


到着した会場は大きく、大阪府立体育館を更に二回りくらい大きくした感じでしょうか。


私はこの日、AEW側から「この日は試合がない」と聞かされていて、翌日の10月1日の【レッスル・ドリーム】に向けたアピールをTV番組の生放送中にするかもしれないと言われていました。


ちなみに、その時に聞かされていた10月1日の対戦カード、、、実はシングルマッチで、相手もかなりのビッグネームでした。


その聞かされていたビッグネームの選手が、諸事情により不参加となり、この日のプロモーションも中止。。。


と思ってノンビリ?していたら、いきなり「今日試合やってもらうよ」という指示が。



ただ、アメリカの大きな団体は、こういう事が日常茶飯事なので、念のためにフルコスチュームは持っていました。



急いで準備運動を済ませ、コスチュームに着替えました。対戦相手の名前を聞かされて「トニー・ニース」という選手だと判明。



WWEでも活躍していた選手でしたが、私は情報不足で、まったく知りませんでした。


急いでネットで、トニー選手を検索。身長は大きくないけど、物凄くマッチョで強そう。。。



そして、どんな技を使うかを素早く検索。ネット時代って、こういう事ができるからありがたい。


彼には常に大柄のマネージャーが付き添っていて、、、このマネージャーの方が強そうじゃん!みたいな感じ(苦笑)。


試合の結果は、後にTV番組があるかもしれないので伏せておきます。



ちなみにAEWのリングに上がったのは三度目。初の試合はvsジョン・モクスリー、2戦目がvs CMパンクでした。


ちなみに今回のトニー選手、凄く技術がしっかりしていて、新日本のJr.でもやっていけると思いました。



そして、この日の試合が終わりホテルへ。海外の大きな団体で、いきなり試合して、たくさんの声援をもらって嬉しかったな。



そして翌日、【レッスル・ドリーム】と題した大きな大会。アントニオ猪木さんの一周忌を追善する興行でした。



ビッグネームとの対戦?が流れてしまった私。なので、別な対戦カードを協議していると言われ、待っている状況が続きました。



対戦相手が分からないって、本当に不安というか、ただでさえ慣れない海外マットなのに、戦略の立てようがないじゃん!とストレスが溜まっていきました。



そして、レフェリーの中林くんが「カード決まりました!」とやって来て…聞かされたカードが⬇️






いきなりのミックスドマッチ!!

女子レスラーの方と直接闘っていいのか?男子同士じゃなければ駄目なのか?全く理解できないまま、時間が過ぎていきました。


外国人7人の中に日本人1人。正直、心細くて(苦笑)不安でした。


そして、あっという間に自分の出番がやってきました。


ちなみに、入場でいきなりアクシデント?がありました。



4人でチームを組んでいる為、「誰のテーマソングで、どういう順番で入場するのか?」全く解ってなかったのです。


普通、こういう時って事前に知らせてくれるのですが、英語力も乏しい私が聞きとれてなかったのか?分からないまま試合の時間になってしまってました。



まずは相手チームの入場。一つの曲で4人全員が入場していたので、「ああ、自分もこうなのかな」と想像。


そしたら、知らないテーマソングが流れて、味方の女子選手二人が入場していきました。



そのあと、キース・リー選手のテーマソングが!!「この曲で私も入場すればいいのかな」と思い、でも迷いながらアタフタしていると、私のテーマソングが。


なんと、「オオトリ」での入場。嬉しいのと恥ずかしいのとでテンパる私。



でも、一緒に組ませてもらったキース選手が本当に優しくて、、、ニコニコしながら私を迎えてくれたのでした。


キース選手は、私なんかより全然世界的な知名度も高いのに、ずっと私に対して優しくしてくれて、私の方が彼の大ファンになりました。



そして試合。時間的にあっという間でしたが、客席の大歓声とか空気感が物凄くて、本当に感激しました。



こうして過ぎた、私のAEW遠征。
結構急なオファーで、緊張してる暇もなく当日を迎えた感じもあったけど、終わった今は、ひたすら嬉しいという感覚しかないです。



このキャリアで、この年齢で、こんな機会を設けてもらって、様々な方に感謝しています。




そんな訳で、読んで頂き、ありがとうございました。 




この人がキース・リー選手です。

私より二回りは大きい身体!

でも、むちゃくちゃ優しい人でした。