こんにちは。ご無沙汰しています。


ずっとTwitterがメインの生活なので、アメーバブログが久しぶり過ぎて(汗)、アメーバIDとかパスワードまで忘れて(汗)、いろいろ過去の情報を調べて、ログインして記事を書いています。


勇気を出して?記事を作成している理由は、武藤さんの引退の事を書かなければと思ったから。



先だっての2月21日、あの武藤敬司さんが引退試合をされました。



私はその大会に別の試合を組んで頂いていたので、自分の試合を終えた後に、武藤さんの試合を観戦させて頂きました。



入場の演出(過去に使用していたテーマを流して、最後に名曲ホールドアウトが流れて入場)から私は放心状態で、ずっと大きなビジョンを眺めていました。



あの大きな東京ドームに、ギッシリと埋まった大観衆。



唯一無二のプロレスラーに相応しい舞台で入場してくる武藤さんを見て、私は、こんなスーパースターと以前たくさん関わらせて頂いていた事を誇りに思いました。



試合も、還暦を迎えたとはいえ、この日に引退される人の動きではなく、圧巻の内容でした。



対戦相手の内藤哲也選手の事を羨ましく感じたりする部分はあったけど、今の私では、武藤さんの引退試合の相手は務まらないと痛感したのも事実。



そして試合後に「本当の引退試合」が待っているとは、この日会場にいた誰一人分からなかったと思います。



放送席にいた蝶野正洋さんを呼び出し、その場で試合をしたのです。



蝶野さんの現在の体調は決して芳しくなく、腰の状態も悪く、多分、歩くのにも困難な状況(実際、杖を使って歩いています)。


でも蝶野さんは、軽いステップを踏んで、武藤さんにロックアップ(試合が始まる時に良く見られる手四つで組み合う攻防)をしたのです。



アドレナリンが出てたとは思うけど、恐らく、この日に向けて相当なリハビリを積んでたのかなと推測しました。



本当にサプライズで呼びかけたのかもしれないし、武藤さんと蝶野さんの中で試合しようと約束していたのかもしれないし、真相は二人にしか分からないけど、、、どちらにしても、武藤さんにしかできない行動だし、武藤さんだから感動できたと思っています。



そして、テンカウントやセレモニーもないまま、花道を戻っていき、武藤敬司さんのプロレス人生は幕を閉じました。



私もレスラー生活30年を過ぎ、これまでにいろんな選手の引退試合を見てきました。



アントニオ猪木さん、小林邦昭さん、木戸修さん、保永昇男さん、馳浩さん、山崎一夫さん、獣神サンダーライガーさん、小橋建太さん、長州力さん、天龍源一郎さん、飯塚高史さん、中西学さん、、、



どんな引退試合も、凄く寂しく、切なく、胸が苦しくなるのですが、今回の引退ほど胸に迫るものはなくて、激しい喪失感に打ちひしがれています。



ここ数年、、、というか、全日本プロレスを退団した2010年以降は、あまり接点はなくなってしまったのですが、逆に接点が少なくなったからこそ思うところが凄くあって、、、



とにかく、武藤さんには感謝しかありません。



武藤さんが引退した翌日(昨日)は、何もする気が起きず、ずっと家でボーッとしてました。



私が引退したわけでもないのに、なぜか身体を動かすのが凄く辛くて、何もできませんでした。



今回、Twitterの呟きだけでは到底書ききれないと思ったので、いま感じている思いを足早で書かせて頂いてます。



取り留めのない内容で恐縮ですが、武藤敬司さんという偉大なプロレスラーの引退に際して、とにかく「ありがとうございました」という気持ちです。



⬆️昨年の6月12日、GHC王者になった時の雑誌の表紙。武藤さんが引退表明した日でもあります。


⬆️大会のパンフレット。


⬆️2年前の2月の後楽園ホールで撮って頂いた写真。