こんにちは。




イッテンヨンとイッテンゴが終了し、新日本プロレスはオフに入っています。





例年だと、「あぁ、、、ドーム大会が終わってとりあえず一安心だ」とか「次のシリーズまで少しゆっくりしよう」と感じながら過ごすのですが…
今回、私はドーム大会並びに、その翌日の試合には出場していません。



出場していないのか、出場できなかったのか、それをどのように言っていいのか分かりませんが、とにかくこの二日間で試合をしなかった事だけは確かです。



その間、普通に練習はしましたが、やはりというか、心の虚しさは隠せませんでした。




イッテンヨンが、現在の新日本プロレスで最大の興行なのは分かってるし、翌日のイッテンゴも大切な興行なのは分かってるつもりです。





現在の新日本プロレスに上がっているレギュラーメンバー、セミレギュラー、外国人選手は本当に数多く、興行に出れるメンバーにも限りがあるため、当然溢れる選手は出てきます。




実際、今回、第1試合からメインまで…の他に、第0試合と銘打って、たくさんのレギュラーメンバーが試合をしました。




そして、私は、そこにも選ばれなかった。




実際、正直な思いを吐露するなら、ショックです。




やはり怪我をしていない身体であるのなら、試合はしたかったなというのが本音です。





しかしながら、試合が組まれなかった。



様々な理由があると思います。出場できる選手の人数が限られている以上、私のような大ベテランとか、キャリアの浅い若手選手とか、それ以外の理由があって出られない選手も何人かいます。



一番脂の乗っている?二十代や三十代の元気な選手が先頭に立って、バリバリと活躍しなければいけないのも、分かってます。



なので、新日本プロレスに対してどうこう…というのは全くないです。





むしろ、感謝しています。




なぜなら、、、昨年、私は1月に膝の大怪我を負い、約八ヶ月間欠場しました。




その間、手術と治療とリハビリに集中できる環境も作ってもらえたし、試合以外での仕事を与えてくれたり、新しく社長になられたメイさんからも、激励の言葉をたくさん頂きました。




そして、今年一年も、新日本プロレスで闘える契約を結んで頂きました。




そういう部分では、新日本プロレスという会社に対して感謝しかありません。






なので、この現実は、あくまでも一個人として、プロレスラーとしての立場のみで考えるなら寂しいというか、残念だなという思いだけです。




プロレスラーだから、プロレスの大舞台で試合がしたいという欲求は、やはりあります。



ただ、これだけの長いキャリアを積むと、そういう事も一歩引いた状態で考えられるようになりました。





奇しくも?先日の後楽園で試合をした永田さんが、こんなツイートを残しました。






「こちらは体力が低下して一線から退いてるわけではないのだ」



この文章を読んで、いろいろと考えさせられました。



永田さんも、永田さんなりに色んな事を考えて試合してるんだな、と感じたし、
プロレスラーとしての揺るぎない自信も感じられたし、とても複雑な心境でした。




そして、先日、新日本プロレスから飯塚高史選手の引退が発表されました。



新日本プロレス生え抜きの飯塚さん。
私が入門した1991年から先輩として存在していました。



とても厳しかったけど、優しさもあり、いろんな相談にも乗ってくれたし、大好きな先輩でした。



10年ほど前から、現在の極悪ヒールに転向し、それ以降は話したりすることは全くなくなってしまったのですが、私にとっての飯塚さんは、とにかく練習熱心で真面目…という印象しかないです。




その飯塚さんが、引退を発表したという事実にはショックというか、様々な思いが去来しました。




飯塚さんと私は、年齢では四つ離れています。



四つも…というよりは、四つしか離れていないという方が適切かな。


だからという訳じゃないけど、やはり寂しさは隠せませんでした。


同年代…とはいえないけど、少ししか年が離れていない飯塚さんの引退。




なので、今でも様々な感慨があります。



ちょっと長いブログになってしまい、申し訳ありません。何日かに分けて作成したため、こんな長文になってしまいました。



とりあえず、一旦終わります。



読んで頂き、ありがとうございました。




今日から、新日本と提携しているメキシコの団体【CMLL】の日本ツアーがあります。



私も参戦させて頂きます。