一昨日は、ファンタスティカマニア・名古屋大会でした。
七年前から始まったこのシリーズ。
開催当初は都内だけだったし、試合数もわずか。
それが、七年の時を経て全国を巡業するシリーズにまで成長し、各地で満員の観客を集めるまでの規模になった。
新日本プロレスの勢いも理由にあると思うけど、一番は、ルチャドールといわれるメキシコ選手たちの活躍が認知され、信頼された結果だと思う。
そして私はそのシリーズに、今年になって初参戦する事が決まった。
例年の流れ?だったら、まず私の参戦は有り得ない。
私自身、レスラー生活で一度もメキシコへは行ったことがなかったし、行けるとも思っていなかった。
しかし、いろんな縁が重なって、昨年の9月にメキシコへ旅立ち、約一ヶ月という時間を現地で過ごしたのである。
私の年齢やキャリアを考えたら、海外で一ヶ月もの間、プロレスの為だけに生活するというのは、本当に稀であると思う。
それを認めてくれた新日本プロレスにも感謝しているし、それを許してくれた家族にも感謝しかない。
そんな経緯が認められたのかは分からないが、今回の参戦は本当に嬉しかった。
開幕戦の前日の移動日、メキシコ遠征でお世話になった選手達と再会。
約三ヶ月ぶりの再会に、みんな喜んでくれた。
私も正直、涙が出そうになるくらい感激した。
異国…しかも初めて行った国で、私に対して親切にしてくれたCMLLの選手達。
そんな選手達と再会できたのだから、嬉しいに決まっている。
そして試合当日。
《小島・KUSHIDA・リー・川人vsルーシュ・内藤・BUSHI・ヒロム》というカード。
このシリーズの最後に、ルーシュとのシングルマッチが組まれている私。
なので、ルーシュとやり合う場面が多くあったが、とにかく彼の勢いに圧倒されてしまった。
パワー、スピード、テクニック、インサイドワーク、おまけにルックスまで、非の打ち所がないというのはルーシュの為にある言葉かと思うくらい、ある意味で完璧なレスラー。
なので、フォール負けは逃れたものの、最後はフラフラになりながらの退場となった。
ルーシュだけではない、この日の相手だったヒロムやBUSHIも、今や完全に自分の地位を確立している。
さらに、ここに今をときめく内藤がいるのだから、ぶっちゃけ私達に勝ち目はなかったのかもしれない。
ただ、あくまでも初戦が終わっただけ。
ここから挽回することも可能だし、そうしなければ面白くない。
今や新日本プロレスのみならず、日本の、いや世界のトップクラスに位置するであろう「ロス・インゴベルナブレス」。
そのメンバーと連日試合できるのは、やはり嬉しい。
また頑張ります。
本日、京都KBSホールにて、18時00分ゴングです。
画像は、名古屋で頂いた食事の数々。
名古屋メシは、大好物です。