昨日は、東京ドーム大会でした。
自分の車で会場へ向かうと、ドーム周辺にはプロレス関連のTシャツやグッズを身につけた方が多数いた。
日本人のみならず、外国人もたくさん。
近年のドーム大会が世界規模で行われていることを実感した。
会場入りして、諸々の支度をして、試合へ。
私に用意された試合は、第0のニュージャパンランボー。
この形式は、事前発表がないので、自分のテーマソングが鳴って初めて誰が入場するか分かる仕組みになっている。
私は、21名の参加中、19番目。
私のテーマが鳴り、場内に姿を現わすと、地鳴りのような歓声が耳に届いてきた。
もう、言葉に表せないくらい嬉しく、長い時間プロレスラーとして生きてきてよかったと思わせてくれた。
そりゃあ、正直いえば、本戦に出場して花道からゆっくり入場したかった。
でも、それが叶わなかったからといってヤケになっていたら何も始まらない。
悔しかったら、また努力して、周りの見る目を変えさせればいいのだ。
試合のほうは、あっという間に終わってしまったが、この試合で優勝した垣原さんが、怪我で療養中の高山さんに激励の言葉を投げかけていた。
垣原さん自身も癌で闘病されている。
胸が熱くなった。
もちろんニュージャパンランボーに優勝できない悔しさはあるけど、垣原さんが優勝してなかったらマイクを持ってエールを送ることはできなかった訳で…そう考えると、垣原さんが優勝してよかったのかなと思えてしまった。
そして、自分の試合後は、本戦をモニターで観戦した。
どれも素晴らしかったが、一番胸を打たれたのが、クリス・ジェリコ選手の試合。
彼は、プロレス界のスーパースター。
世界最大の団体、W W Eでトップを張った実力。
そのオーラや試合内容は、今でもパーフェクトだった。
じつは、ジェリコ選手と私は同い年。
私の若手時代から面識はあって、今でも会うと笑顔で挨拶してくれる。
だから、余計に思い入れをもって観戦した。
試合を見ながら驚きや感動したのはもちろんだが、一番感じたのは、自分自身への憤り。
私と同い年のジェリコ選手がここまで凄い試合をしているのに、俺は何をしてるんだ!?という思いだった。
今回、第0試合だったことを、心のどこかで年齢のせいにしていた自分。
「この年だから仕方ないよな」と自分自身を慰めていた。
しかし、同い年のジェリコ選手は、ドーム大会のセミファイナルを堂々と闘っている。
私とジェリコ選手の実績や知名度に天と地ほどの差があることは分かっているけど、それでも、同い年の人間がこんなに凄いことをしているという事実に、ただただ嫉妬してしまったのは、紛れも無い事実だった。
こうして終わったドーム大会。
思いのままに文章を書いたため、起承転結がバラバラで申し訳ありません。
また今日からの試合も、精一杯頑張ります。
本日、後楽園ホールにて、18時30分ゴングです。