11日は、福岡大会でした。
三週間に及ぶロングシリーズもラストを迎え、肉体的な疲労感はあったものの、ここまで走り抜いたという充実感のほうが上回っていたので、気合いを入れて会場入りした。
タッグリーグの優勝はならなかったし、かつての実績などを考慮すると、衰えたなあと思われても仕方ない部分はある。
でも、そういう事も含めて、今現在のありのままのテンコジの姿を見て頂けたのは、結果的に良かったのかな。
年齢と共に衰えていくであろう肉体を、トレーニングや練習でカバーする。
加齢に対して敏感になりたくないとは思っていても、結果的に様々な現実に直面すると、そうなってしまいがちだ。
しかし、私はプロレスラーである。
一般の方とは違う特殊な訓練を積み、日々の練習を積み重ねてきたという自負もある。
そうやって日々の生活を乗り越えて、たくさんの方々の前で自分を表現できるのは、本当に幸せだ。
そして今回も、約三週間に及ぶシリーズの最終戦を迎える事ができた。
第1試合だったし、リングで闘っていた時間はあまり長くなかったし、そういう意味では、目立てなかったかもしれない。
けど、今の自分を表現する場所があるだけでも、幸せなのかなと思う。
あれだけの大観衆の前で試合できるプロレスラーは、ある意味で限られてくる。
それは、私が長年のキャリアで感じたこと。
プロレスラーは、日本だけじゃなく世界中にもたくさんいるけど、何千、何万という人に観て頂けるのは、そのなかでも少ない割合じゃないかな。
だから、やはり嬉しかった。
こうして終わったタッグリーグ戦。
しかし、時の流れは止まらないし、止められない。
プロレスラーとしての自分、それ以外の自分。
とにかく、後悔しない生き方ができたらと思う。
頑張ります。
本日、後楽園ホールにて、18時30分ゴングです。