昨日は、後楽園大会でした。




G1公式戦で、ジュース・ロビンソンと対決。


ジュースとの出会いは、3年くらい前かな。


場所は道場。


“アメリカから、新日本で修行したい若い選手が来た”


という事で、挨拶をした。


第一印象は、あまり愛想のない感じ。


今のジュースを見ると信じられないが、多分、当時は緊張していたんだと思う。


その証拠に、会うたびに笑顔が増えていき、私の拙い英語でもコミュニケーションが取れるようになっていった。


元々は陽気な性格なので、慣れたらどんどん仲良くなっていった。


地方巡業でも、知り合いと食事へ行ったりする際一緒になる時が増え、私とジュースは友人になっていった。


年齢はかなり離れている(ジュースは28歳)けど、私に対してリスペクトの態度で接してくれた。


試合中のアドバイス等も求めてくれるので、私なりに少し助言をした記憶がある。


というか、助言なんて必要ないくらい優秀なレスラーだから…そういう真摯な態度が成長を早めたのかなという気がする。




去年の秋くらいにあった岐阜大会で、初めてジュースにフォール負けを喫した私。


それまで一度も負けた事なかったし、むしろ、ジュースになら負けないという変な自信があった。




そして、昨日も完敗。


元々あったポテンシャルが、ここ数ヶ月で開花したジュース。




昨日の後楽園でも、先輩として、仲の良い友人として嬉しい気持ちと、負けた悔しさが入り交じる不思議な感覚に陥った。


人に優しく、性格も真面目、たまに見せるお茶目な一面…日本のプロレスファンにとって、応援しがいのある素晴らしいレスラーだと思う。


ジュースの体力や能力や年齢を考えたら、これから新日本で一気に台頭していくだろう。


プロレスラーとしてはジェラシーの対象になるけど、一個人の人間として見たら、やはり性格の良い人間には飛躍してもらいたい。


私も、もっと頑張ろうという気持ちになれたし、負けた事でG1へのモチベーションは上がりました。




後は、テンザンについて。


昨日の試合で、私の試合のセコンドに就いてくれたテンザン。


話を聞くと、全部の公式戦に就いてくれるらしい。


公式戦がない日はタッグパートナーとして、公式戦の日はセコンドとして、私の近くで力を貸してくれると言ってくれた。


昨年のG1が思い出される。


テンザンからもらった感動を、今回のG1で返したい。


とにかく、全身全霊、粉骨砕身で頑張ります。






本日、G1クライマックス・後楽園ホールにて、18時30分ゴングです。