昨日は開幕戦、後楽園大会でした。




両国大会でタッグベルトを失い、ライオンズゲートを経て迎えた新シリーズ。


毎回感じるけど、シリーズの初戦は緊張する。


これはベテランになっても同じ…というか、ベテランになればなるほど、今度はケガを恐れるようになる。


何気ない動きで大ケガをしてしまうんじゃないか…とか、とにかく恐怖感が増す。


だからこそ、オフの日でも練習をしなければと思う。




この日は《テンコジ・フィンレー・北村vsタマ・タンガ・裕二郎・オーエンズ》というカード。


5月3日にタッグ選手権を闘うタマとタンガの兄弟タッグの安定感は増すばかり。


特にタンガは、初めて新日本に参戦した頃とは別人レベルで進化している。


昨日は4vs4だったので、そこまで闘う時間がなかったけど、その実力は充分に感じられた。




あと印象に残ったのが、新人・北村の闘い。


先だってデビューしたばかりの北村。


正真正銘の新人だが、彼の場合は、年齢的や経歴的な面で新人という枠には収まらない。


年齢は30を超えているものの、その肉体は驚愕という表現しか思いつかない。


120キロはあるスーパーヘビー級なのに、そのほとんどが筋肉に見える。


とにかく、入場して姿を見せただけで、客席から感嘆のため息が聞こえてくるのだ。


これは、プロレスラーとして凄く有利だと思う。


“見た目だけ”と揶揄されるかもしれないけど、ここまで素晴らしい肉体はそう簡単に観る事ができない。


毎日の様に顔を合わす私達でさえ、会う度に驚愕してしまうのだ。


そんな北村の闘いは、単純明快、豪快そのもの。


チョップの破壊力も凄まじい。


ただ、今現在あまりにも経験がないので、頭脳プレーを仕掛けられると弱い部分があるけど…それは仕方のない事。


経験を積めば解決すると思うし、他の新人よりチャンスも多く掴めると思う。


性格も素直で謙虚だから、今のまま頑張ってほしい。


そんな感じです。






本日も後楽園ホールにて、18時30分ゴングです。