3日は、ノア・グローバルリーグ戦、大阪大会でした。




ここで待っていたのが、丸藤選手。


皆さんご存知だとは思いますが、今年の1月にタイトルマッチで闘って以来の対戦。




あの時は、結果的に完敗した私。


その直後に鈴木みのる選手率いる鈴木軍が乱入し、今現在のノアの流れ?が固まってしまったという経緯があります。




もし、私が丸藤選手に勝って、GHCの王者になっていたら…?なんて、よくマスコミさんやファンの方から聞かれました。


そんな“たられば”の話はしたくないし、できないし、結果的に私の実力不足なだけなので…とにかく、「もし、また闘える機会がきたら負けないようにしたい」という気持ちだけは忘れないように過ごしていました。




そしてやってきた、十ヶ月ぶりのシングルマッチ。


試合内容は割愛しますが、最終的に一瞬の判断というか、閃(ひらめ)きで放ったラリアットが上手く決まり、勝利。


紙一重どころか、紙よりも薄いギリギリの逆転勝利だったかもしれません。




私のリーグ戦の優勝の望みはあるのか?


首の皮一枚で繋がっているのか?


やはりもうダメなのか?




頭の中は真っ白で、何も考えられない状態。




ただ…メインイベントで勝利したから、“何か”を観客の皆様に伝えたい。


そう感じ、試合終了後にマイクを握りました。




何も考えず…というか、何も考えられないくらい放心状態の私から出た言葉は、変な言い方だけど“ノアの現状について”だった。


「これからもたくさんのファンの方の前で試合したい」


とか、


「ノアに上がっている選手は素晴らしい人間ばかりです」


とか。




そうしたら、熱狂的な?ノアファンの方から「なんでお前が締めんねん!?」という野次が聞こえてきた。


その場で一瞬戸惑った私。


だけど、確かにそうだよなあと思ったのも事実。


なぜなら、私はノアの所属選手じゃないから。




「ノアをよろしくお願いします」的な事を言って、何様??と思われても、確かにその通り。


だけどあの日、試合を終えた私が思ったのは、どこの団体にいても、その日に観に来て頂いた方への感謝は忘れない…という部分。


この多団体時代に、高いお金を払って頂いて、会場まで足を運んでくれるという事がどれだけありがたいか。


だから、とにかく感謝の言葉だけは伝えなければ…と思っただけです。




まあ、こんな書き方をすると“ええかっこしぃ”と思われるけど(苦笑)、それならそれで構いません。




それと「現在好調と言われている新日本の人間だから、上から目線?で発言した」というご意見を見た時も、少し残念でした。


ただ、確かに私はいま新日本の所属ですが、私自身がトップの選手ではありません。


私の年齢や体力的な部分を考えても、新日本にいるから安全とか安心だなんて思っていないし、選手層の厚さを見たら、思えないのが実情です。


でも、このキャリアにして、こうして他団体のリーグ戦に出させて頂いたり、新日本の中でもポジションを探して試合に出れるのは、やはり幸せな事だと感じています。




ちょっと話が脱線?してますが(汗)、とにかくノアの大阪大会では、いろいろと考えさせられました。


そんな訳で、残りの二大会を全力で闘ってきます。






本日、新潟市産業振興センターにて、18時30分ゴングです。