昨日はG1・両国大会(二日目)でした。




この日は、私にとってのG1・2015最終戦。


相手は、カール・アンダーソン。


今ではプライベートの接点がないけど、彼がバレットクラブに移る前は、会えば気さくに話をする間柄だった。




今のアンダーソンの事は分からないけど、当時はいつも笑顔で陽気だった記憶があります。


ジャイアント・バーナードさん(現在はWWEのコーチ)とのタッグチームは本当に素晴らしく、テンコジのライバルとして、敵でも尊敬できるくらい凄かった。


そして、バーナードさんが新日本を去った後、シングルプレーヤーとしての素質も開花し、万能な姿をファンの皆様に魅せています。




そんなアンダーソンとの対戦…実際に今年のG1での彼の成績は凄くて、この日の私との対戦に勝利すれば、優勝圏内にいるという状況。


対する私は、この時点で2勝6敗。


G1の公式戦の試合後に「まだ優勝を諦めてねーぞ!」と、毎回吠えてましたが、本当の胸のうちは落ち込んでたかな。


夜遅く、寝られない時に見るネット等の意見にも、


“テンコジの戦績、悲惨だな”とか“第三世代、終わってんな”という意見がたまに目に飛び込んできて、更に落ち込んでました(苦笑)。




でも…優勝はできなくても、諦めた闘いだけは絶対にしたくない、しない!


と、心に決めて試合に臨んだ。




自分の試合前に控室で意識を集中させていると、永田さんのテーマ曲が聴こえてきた。


それは、永田さんが洋央紀に勝った事を意味していた。


前日には、テンザンが内藤から勝利を挙げている。




モチベーションとしては、この上ない状況だった。


そして、入場した時のコジマコールが、私の背中を後押ししてくれました。




痛めている右腕を責められても耐える事ができたのは、やっぱり声援のお陰。


プロレスラーになった人間なら分かる、声援の力。


無我夢中で闘った結果、勝利が舞い込んできた。




「終わりよければ全てよし」

なんて、こんな成績で終わった私が口にする資格はないけど、やっぱり嬉しかった。




これで、2015年のG1クライマックス公式戦は全て終了。


でもまだ、今日の最終戦が残ってます。


優勝戦に進出できなかった事は残念だけど、これだけ長い期間、負けが続いても、優勝を諦めないでやってきた事だけは本当です。




なので今日の最終日も、組まれている試合を全力で闘います。






本日、G1・両国国技館にて、15時00分ゴングです。