2月9日、広島大会が終了しました。




この日組まれていた、NWA世界ヘビー級のタイトルマッチ。


対戦相手は、ビックダディ・ヤムヤム。


初めて名前を聞いた時の感想は、“まったく想像がつかない”だった。


今話題?のビックダディという言葉から連想できる事と言えば…


子だくさん(苦笑)。


そしてヤムヤムという言葉は、多分「ヤミーヤミー」から来てるのかな?


ヤミーヤミーとは、英語で「美味しい」という意味。ただ、子供や、大人が子供に対して使う言葉だったと記憶している。




つまり、ビックダディ・ヤムヤムを直訳すると…


『子だくさんのお父さん・美味しい美味しい』


となってしまう訳で、やっばり、全く想像ができなかった(笑)。






そんな感じで迎えたタイトルマッチでしたが、入場してきたヤムヤムは、大型の筋骨隆々な黒人選手だった。


奇抜なコスチュームだったけど、最初に組んだ瞬間、「あ…こりゃイロモノじゃない」と解りました。


基本的な技に加えて、オリジナリティ溢れる技の数々。


黒人特有のバネもあるし、軽々と私を持ち上げる力もある。


試合をしながら同時進行で不安になるという、かつてない経験をしたかも。


次にくる技の予想ができないうえに、その動きが早くて対応しきれない。




自分の前に行われたテンザンvsマイケル(ヤムヤムの仲間)で、テンザンが大流血した挙げ句に敗れるという姿を見てしまったから、余計に不安は募っていった。




そして試合は、辛勝。


しかも、テンザンに勝ったマイケルが乱入してきて、試合直後の私にパンチを見舞ってきた。


疲労と痛みで身体が動かず、やられるままの自分。


すると…大流血して病院へ直行したと思われていたテンザンが、私を救出しにリングへと駆け付けてくれたのだった。


タオルで額をグルグル巻きにして、私の元へやってきたテンザン。


「大丈夫やったか?おめでとう」と言いながら、私の右腕を高々と上げてくれた。




そのあとテンザンは、病院へ直行。20針を縫う大怪我だったと後で聞き驚愕。


そんな深い傷を負ったのにも関わらず、私の試合が終わるまで待っていてくれたのかと思うと、胸が熱くなった。




シングルのタイトルマッチだったけど、何となくテンザンと二人で掴んだベルトのような気がして、嬉しかった。






そして、今日は大阪大会です。


テンザンの傷が心配ですが、昨夜「大丈夫!」という力強い連絡をもらえました。


あとはこれまでの経験を生かして、全力でNWAからの刺客二人と戦う所存です。






そんな訳で本日、大阪府立体育館(ボディメーカーコロシアム)にて、17時00分ゴングです。




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画像は、ベルト防衛した直後の筆者。




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からの~祝勝会でお好み焼きを食べる、タナと筆者。