昨日は、両国国技館大会。


試合はテンザンと組み、ランス&スミスとのタイトルマッチだった。






思えば…
昨年の暮れから今年に掛けて、ずっと自分の中での“メインストーリー”は、テンザンとのタッグチーム『テンコジ』にあった。


バーナード&アンダーソンから始まり、高山&ランス、そして矢野&飯塚と数々のタッグマッチをこなしてきた。


矢野&飯塚と関わるようになってからは、ベルトを盗まれたり、タイトルマッチで勝ったり敗れたりがあったので、正直「今の自分達でチャンピオンだったっけ?」みたいな事をテンザンと話す時もあった。




でも、そう感じたという事は、もしかしたらチャンピオンで有るか無いかが重要ではなくて、テンコジとしてやってきた事の方が重要だったからかもしれない。






そして昨日も、結果的にはそうだった。


試合では完膚なきまでにノックアウトされ、コメントブースでも仰向けになり倒れてしまった。


横になりながらテンザンのコメントを聞き、悔しさを押し殺していた。




でも、その短いコメントを聞いた時、何だか分からない勇気が沸いてきた。


痛む身体を無理矢理起こして言葉を発し、リベンジを口にした。




いつだって、俺のプロレス人生は挫折の繰り返し。


もちろん良い事もたくさんあったけど、思い返せば、やはり挫折の方が多い。




でも、よくよく考えたら自分はプロレス界入りする前は、ガス会社に勤めるサラリーマンだった。


格闘技の経験は、高校で三年間やった柔道だけ。


そして、相棒のテンザンもそう。


スポーツ歴は、バスケットボール。




そんな二人が、【テンコジ】という有り難い名前を付けてもらって長年頑張る事ができてるのは、チャンピオンベルトより尊いモノがあるからなのかな。




ただ、ベルトももちろん大切。


ベルトがあるから評価される部分もあるし、プロレスファンの初心者にだって、チャンピオンベルトの意味は理解できるから。


だからこそ、リベンジを口にしたんだし。






どちらにしても、イケルトコロまでいくしかないです。


未来は誰にも分からないけど、願ったり努力したりする事で、未来は変えられるかもしれないから。






最後に、
昨日も、たくさんのご声援、誠にありがとうございました。


皆さんの声は、届いていました。


ご期待に応える事ができず、すみませんでした。




また、頑張ります。