昨日はサイパン大会。


サイパンに来たのは12~3年ぶりかな。


今回、初めて来たという選手が多いんだけど、自分は若手時代に結構来ていました。


ドーム大会前の合宿だったり、【リングの魂】というTV番組の収録だったり…。


長州力さんが大のサイパン好きだった事もあって、当時は何回も来ていたような気がする。


でも、今回のように試合をしたのは初めて。


正直、客層というモノがまったく読めなかったので、試合前は緊張した。


大会前にリングをチェックしてみる。


マットは日本とそれ程変わらなかったけど、ロープが全く異なっていた。


日本のようにワイヤー式のロープではなかったので、柔らか過ぎてロープワークができないという状況。


そして、6時過ぎに興行開始。


自分はメインで《小島・真田vs曙・浜》というカード。


入場してる最中に、テーマソングが止まってしまうハプニング。


そして、リングに上がると…もっと恐ろしいハプニングが!!










結構大きめの蚊のような虫が、無数にマットに這いつくばってたんです( ̄ロ ̄;)。


もう本当に、リング全体を覆い尽くすような感じ。


だって最初に見た瞬間、“そういうリングの模様”だと思ったくらいだから(笑)。


心の中で、


ギャアアアアアアア!と叫ぶ自分。


鳥肌が…。


しかし、虫にビビって試合放棄はマズい(恥)。


覚悟を決めて試合開始。


心配していた客層…老若男女の方々が、嬉々とした表情で声援を送っていた。


特にチビッ子達が、場外フェンスにかじりついて試合を観ている。


こんなに盛り上がっていいのだろうか…という位に沸いていた。


プロレスラー冥利に尽きる、本当に。


試合には負けてしまったけど、素晴らしい空間をサイパンの方々と共有できました。


試合後は選手と社員、スタッフ、関係者の方々と打ち上げ。


今回、色々な面でご尽力頂いたK女史を始めとするスタッフの皆様、本当にありがとうございました。






プロレスには国境がない…と、改めて感じた一日となりました。


でも…


試合後、背中にハリツイテシマッタ虫達だけは…勘弁して下さい(苦笑)。


いやぁ、何年か前にデスマッチ(有刺鉄線ボード)をした以来の衝撃だった。


お客さんがいるから我慢できたけど…




虫だけは苦手デス(No.1はセミ!)。