昨日は、博多大会。


熊本~博多までは三時間位で到着。


会場の博多スターレーンは、プロレスファンの方ならお馴染みの場所。






自分はこの日、ソワソワしていた。


理由はただ一つ。


“あの”船木さんとの初対決が待っていたから。






プロレスラーになる前から知っていた博多スターレーンで、プロレスラーになる前から知っていた船木さんと対戦する。


しかも、18年というキャリアを積んでの初対決。


因縁とかはないけど、本当に不思議な巡り合わせだと思った。


船木さんが歩んだ、新日本→UWF→藤原組→パンクラス…といった歴史を、プロレスファン以上に?知っている自分。


年齢は二つしか違わないけど、武藤さんと同じキャリアを誇る船木さん。


自分がプロレスを見始めた1983年頃…その一年後の1984年には入門していた船木さん。


自分がプロレスファンだった時間とプロレスラーである時間を、船木さんは業界で生きてきた。


そんな感慨を持っての初遭遇だった。






ゴングが鳴り、最初は武藤さんと自分で対峙。


その後…渕さんが出て、大和もゾディアックも出て…


六人いる中で最後に出てきた船木さん。


自分はその時リングにいたゾディアックを呼び、タッチを促した。


タッチをもらい、船木さんと初めてリングで対峙する。


その瞬間思った事。


「なんて冷たい目をしてるんだ…」


冷静というか、人を射抜くような鋭い眼光というか、とにかく鳥肌が立った。


ロックアップして、ロープブレイクした後に…最初に手を出したのは自分だった。


何といえば良いのか分かんないんだけど、焦りにも似た感情だったのかもしれない。


先にやらないと、やられる…みたいなオーラを物凄く感じてしまったと言えばいいのか。


そして、焦った中で?ブレーンバスターを仕掛けた次の瞬間…


ワキ固めが決まっていた。


まったく逃げられない自分。


ゾディアックも大和も、武藤さんと渕さんに押さえられ、しばらく決まった状態が続いた。


その後、大和が助けてくれたが…時すでに遅し。


左肩が、左肘が、動かない。


後は、ずっと自分が捕まってしまった。


不幸中の幸いだったのが…右腕が空いていたので、終盤大和をヘルプした時にラリアットを打つ事ができたという点。


それでも、左肩が痛くてヤケクソで放ったラリアットだった。


大会が終わって、アイシングと治療をしてからファンの方達との打ち上げに参加。


皆さんの前では普通に振る舞ってはいたんだけど、実はかなり痛かった(苦笑)。


船木さんがただ単に【長いブランクを経てからの復帰】という理由で、これだけ注目をされているんじゃないという事を痛感させられた。


次に戦うのは、最強タッグリーグ戦。


また対策を練らなければ…。










さて、本日はこれから新幹線で神戸入りします。


シリーズ最終戦。


頑張らなければ!