監督:樋口真嗣
撮影:
エヴァと平成ガメラとアルマゲドンを混ぜて怪獣と隕石を抜いた感じ
そんな風に思っていたらスタッフがかぶっておりました。
研究者がマントルの中でメタンガスを大量発生させる微生物が大量発生していることを確認、一年以内に日本は沈没するとの仮説を政府に発表するが政府は、震災で死ぬ人数を計算し海外移民の数を減らすという冷たい方程式をめぐらせていた。
そのことに不満を持った者が仮説を唱えた科学者に面会し日本を救う方法を問う。
日本を救うには世界中の掘削船を集め、爆薬を仕込み、特殊な爆薬で連鎖爆発を引き起こしプレートを切断するというものだった。
一度目の作戦で爆薬を紛失し潜水艇ごと海に沈んだ友人と同じ任務に挑戦するため、愛する人に別れを告げ旧型の潜水艇で二度と帰れない任務に就く主人公。
作戦は成功し、日本は完全な沈没を免れるも2名の潜水艇乗組員を失う。
一々場面が変わるたびに出てくる場面説明の白い文字と、自衛をプッシュするとり方、災害時の映像のリアリティより怪獣映画を思わせるような描写、なにか見たことあるぞ・・・ガメラとEVAを知るものには猛烈な既視感を与える作風になっている。
ストーリーは愛するものを残して男が爆薬をセットするため犠牲になるという、どうみてもアルマゲドンなラストが待っている。
ヒロインの幼少期のトラウマの関連付けのためだけにできて来たような孤児の少女はあまり必要なかったよう思える。
大人を主人公にした作品の中には会えてガキと馬鹿な女を出してピンチ作ろうとするものだがこの少女は特に祖の役回りも無いので個人的にあまりこのキャラクターの重要性は見えてこない。
上記の3作品は個人的は好きな作品であるのでこの作品も好きな部類に入る作品となりました。