イタリアの病院

昨日、手術のため入院した、だ～りんのママ

今朝１０時既に帰宅しとります

検査入院かよっ

と突っ込み入れたくなりますが、

正真正銘、手術入院でありました。


しかしながら、私はひとつ確信しました

絶対にイタリアでの手術は無～理～　

というのも、手術の時間

前日に決まっていないって・・・どういうこと

そして当日、朝９時に病院に入るも

手術の時間わからず

当日に緊急の患者が入るのは仕方ないが、

オペ室は予約されてるんだから、だいたいの時間とか

何番目とかはわかってるんでしょ～

みんなで押しかけたら、ママが気を使うだろうと

私とだ～りんは、ママが手術室に入ったら出向くことに

家でパパからの電話を今か今かと待つ私たち

当日でも、手術の時間がわからないって、

手術を待つ人の身になっておくれ～

午後２時をまわって、ママがオペ室へ

前日に麻酔導入方法を２つ提案されたママ

ママは挿管しない方でと言ったそうですが

『当日に手術するチームが決めます』と。

結局、呼吸器のせられたママ

・・・だったらはじめから挿管でといいなよ～


ママがオペから帰ってきたはいいが、

移動するからと家族は外へ。

そして部屋から出てきた看護師らしき二人

何も言わずにどこかへ。

しびれをきらして部屋へ入ろうとすると、

血圧計を取りに二人で行っていたらしい・・・

途中誰かと話をして一笑いして部屋へ来る二人。

あの～手術から戻ってきてるんですが～

まだまだ朦朧としているママ

ベットの柵はない

ベットの高さはマックス

ナースコールは患部側の頭の上

やめてけろ～

そして、バイタル異常の有無を教えてけろ～

彼らが発した言葉　『どうぞ～』とだけ。

・・・だ～か～ら～　検査入院じゃないってば～

だ～りんが言う　『看護師も給料が安いからね～

患者さんや家族の気持ちにまで配慮することができないんだよ』と。

えっ　そういう問題

給料が安かろうと高かろうと

看護師という仕事はただ血圧測って、点滴つないで終わり

じゃぁ～ないだろう

そうじゃないと言ってくれ～

ママのベットに名前はない。

リストバンドをしているが、認証作業をしているわけでもなく、

点滴ボトルにママの名前が書かれていることもなく、

そして伝票もなく今日入れる予定の点滴ボトル他２本を

オーバーテーブルにどんと置いていることも、

そして、一切の説明を誰もしないことも

点滴落とす速さが、１０００ｍｌ／ｈ　程度であることも

すっごく気になるんですけど～

ということで、私は代理シェフから看護師に変身です

点滴が終わり、ナースコール。予想以上に来ないので、

クレンメを閉じて待つ私
　　　（点滴の管の途中にある点滴の速さを調整するところ）

やってきた看護師が　『誰ですか閉じたのは』　とな

『私ですけど何か』

と思っていると、

『すばらしい～』　って・・・

ポジティブすぎる

これ、あなたがすべき仕事ですから～

ということで、イタリアの病院はむ～り～と確信する

元看護師であります

そして、翌日退院に大賛成の私であります