諸君、私はスチームパンクが好きだ
諸君?私はスチームパンクが好きだ
諸君!私はスチームパンクが大好きだっ
(某少佐風味、少佐も好きだぁ!)

さまざまなシーンで用途で形式で、多種多様に散らばる色々なジャンルの中でも特に、誰よりも早く誰よりも濃くスチームパンクを愛していると自負しているつもりです私。

時計修理技能士は伊達じゃない!(志望した大きな動機のひとつが「現代のスチームパンク技師っぽくてなんかいい!」)

持ってるグッズの中でも特に最近のお気に入りは、某セレクトショップで手に入れたかなりでかい指輪、パーツがゴツすぎてポッケに引っかかりまくるのも、それとうまく付き合うのもああ愛おしい。



近年ここ数年では日本国内にもすっかりとスチームパンクが知れ渡ってきたものですが、個人的には良くも悪くも、と言ったところでしょうか。

愛に溢れた本格派はともかく、例えばアクセサリーとか衣装なんかで、「とりあえず歯車とかつけとけばいいんじゃねぇ?うぇーいwwえふえふえふwwww」みたいにボタンとかの箇所に意味不明に歯車つけたり(「お前それどこの何番車の歯車か言ってみろぉっ!」ってのは言い過ぎなのかなあすみません)、輪列(機構的に順番の決められた歯車の並ぶ形)無視しててけとーに歯車並べて首からぶら下げてたりすると殺意沸くです。

すみませーん

そもスチームパンクはイコール歯車じゃないです。

歯車は機構の一部です。

用いるのなら、その造形に、想像に、構造を構築させて特有の重厚な世界観を構築しなければいけないと想うのです。

スチームパンクの機構の象徴的な特徴は、その名にもある蒸気を巡らせる真鍮輝くパイプ群やピストンや排気ダクトなどなど。

衣装だって歯車なんて付いてません。

ベストやコルセットやドレスです。

お願いだから省みて見直して。

日本人の妙な横文字スキーみたいに恥ずかしい。

もちろんディーゼルパンクやサイバーパンクやバイオパンクなんかも大好き!


今回の漫画は今は亡きコミックIKKIを経て集英社ウルトラジャンプで連載、中田春彌さんの「Levius」シリーズ、つまり「レビウス」と「レビウス エスト」です。


ジャンルは「スチームパンクバトルアクション」とでも言いましょうか。

戦争で右腕を失った主人公「レビウス=クロムウェル」は、夢とそこに出てくる危篤のはずの母の姿に導かれるように「機関拳闘」の世界へと飛び込んでいきます。

「機関拳闘」とは、体の一部などを機械化したりなど特定の条件を満たした者たちのボクシングのようなもの。

グレードと呼ばれるランクがあり、上位の方では蒸気機関を用いた「圧縮蒸気」を使った特殊攻撃などによって戦闘が行われていて、下位の方は殴り合いレベル。

とはいえサイボーグや強化人間のような選手たちの戦闘行為。

それはあまりにも凄惨なもので、試合による死亡は当たり前。

いわく「拳闘士達の成れの果て」「拳闘士の墓場」


この作品でまず特筆すべきはその絵柄、圧倒的なまでに壮観な画力。

コマひとつひとつが一枚の絵画のように緻密に繊細に描くことに特化した「バンドデシネ」というフランスの漫画形式のようなクオリティを、ノルマ大好きスピード狂の日本社会の漫画雑誌の連載で披露してしまう中田さんはとんだ変態の狂人だぁ!(もちろんいい意味の賞賛の意)

そして何より昨今のジャパニーズ似非スチームパンクに憤怒!(ふんぬっ!て言いながら)する私を虜にする、愛に満ち溢れたスチームパンク描写。

排気パイプとかえろいんじゃぁ〜

私が好きなキャラは主に「ナタリア=クロムウェル」と「ヒューゴ=ストラタス」と「バルテュス=ラングドン」

特にヒューゴはいいヒール系選手だ。


熱く蒸気に蒸れて真鍮色にテカテカしたあなたにオススメの一品。