7月下旬、庭のもみじに鳥の巣が出来ている事に気が付いた。親鳥のしっぽが見えたので、写真を撮ろうとすると逃げてしまった。

 

 

巣の中を覗くと卵が四つ、どうやらヒヨドリのようだ。それからは静かに見守ることにした。

 

 

源義経が一の谷の戦いで採った作戦、鵯(ひよどり)越の逆落としは、家からそう遠くない。地名の由来の通り、昔からヒヨドリ(当時は渡り鳥)が多く見かけられた場所だ。

 

 

2週間ほど温められた後、ひながかえった。大きな口を開けて、親鳥が持ってくる餌を待っている。

 

 

命の尊さを感じる日々である。