少し前の話になるが、セブンで出かけた後、家内が駐車スペースに何か漏れた後がある、と言ってきた。触ってみるとオイルのようだ。

 

 

そう言えば、淡路島に行った時、オイルパンを軽く擦ってしまったことがあった。何せ、最低地上高が10cmほどなので、セブン“あるある”なんだけど。その時に漏れは確認できなかったが、クラックでも入っていたのか? すぐにオイルパン下をチェックしたが、やはり漏れは見られない。

 

 

地面の漏れ跡の上を見ると、ギヤボックスカバーの上にオイルが溜まっていた。写真はある程度拭き取った後だが、全面にオイルが溜まっていた。

 

 

そして、その上はオイルキャッチタンクだった。この写真も漏れたオイルを拭き取った後だが、キャップがずれてオイルが漏れていた。

 

 

クランクケースからブローバイガスを排出するチューブ(赤)が出ているが、これがオイルキャッチタンクに接続されている。タンクに溜まっていた量は150ccほどだったが、漏れ出た量も少なくなかっであろう。

 

 

チューブとキャップにしっかりとシールテープを巻いて固定、二度と漏れないように修正した。

 

 

タンクサイド上部からはオイルと分離されたガスが排出されるチューブが接続されている。念のため、こちらにもシールテープを巻いてシールを確実にした。

 

 

このセブンは旧型のOHVエンジンなのでピストンクリアランスが大きく、ブローバイガスに同伴されるオイルも多い。その分、オイル消費量も多いことになる。前回オイル交換をしてから1200kmほど走行したが、600CCほど補充することになった。

 

 

セブンを購入してから5か月だが、その間に経験したトラブルと言えば、Aアームブッシュ(これは消耗品なので厳密にはトラブルでない)と今回のオイル漏れくらい。22年物のセブンとしては上出来だと思う。