いよいよ榛名神社の紹介である。私がこのブログで神社紹介を始めてから、ずっと紹介したいと思っていた神社である。

 

そもそも私が神社巡りを始めるきっかけとなった、一番最初の旅行で訪れたのが榛名神社と三峯神社なのである。三峯神社は既に過去記事で紹介している。

 

神社巡り 三峯神社

 

今回は1泊2日の旅行であり、初日に貫前神社、妙義神社に参拝。その2日目である。両日ともに平日。

 

現在の榛名神社はパワースポットとして著名であり、かつ大人気の神社となっている。普通に休日の日中に行っても人が多すぎて写真を撮影するのに適さないのである。

 

そこで、このブログで紹介するためには、平日の早い時間帯に参拝に行って写真を撮影しようということは考えていた。

 

休日の場合には高崎駅を8時30分発のバスが最も早い便で、9時40分到着となる。しかし、それでは遅いのである。

 

平日の場合、高崎駅を7時25分発のバスがあり、休日よりも1時間早い8時40分に到着できる。この違いが大きいのである。そして、もちろん平日の方が参拝者が少ないであろう。

 

平日の朝の榛名湖行のバスなんて誰が乗るのだろうと思っていたのだが、途中の榛名支所前バス停付近には高崎市役所の榛名支所や榛名高校などがあり、特に学生がたくさんバスに乗っていた。そこでほとんどの人はバスを降り、榛名神社バス停まで乗っていたのは私一人であった。

 


平日の朝8時40分に到着し、誰もいなそうな雰囲気だったのだが、この社号標の辺りで先客を一人見掛けた。だが、その人は既に参拝を終えていたのか、どこかに行ってしまい、この先しばらく私の独占状態となる。

 

現状の当社の参拝者数を考えれば、もう奇跡的である。誰もいない中での参拝は私にとって非常に大きな喜びである。

 

 

随神門。

 

紅葉の季節にはまだ早いが、一部、葉が色づいている。

 

 

随神門を入ったところ。本当に誰もいない。

 

喜びと物理的な涼しさでゾクゾクしてくる。

 

境内は広く、社殿までは片道約15分程度。その途中に多くの見どころがある。

 

 

神橋と寿老人像。境内には七福神の像が見られる。

 

素晴らしい参道の雰囲気、伝わるだろうか。

 

 

当社の素晴らしさを伝えるにも色々あると思うのだが、「神社に興味がない人が行っても感動する神社」のランキングがあったら日本一かもしれないなと思っている。

 

これほど自然と一体化したつくりの神社というのは類を見ない。山岳系神社なので、社叢にも恵まれているが、川、滝、岩といった要素との一体感。境内参道を歩くだけで充分楽しいし、感動する。

 

画像は参道右手眼下に見る榛名川。清流のせせらぎも当社の参拝体験を豊かにしてくれる。

 

 

 

参道風景。特に見どころ等として紹介されているわけでもない普通の参道風景でも非常に美しい。

 

 

参道途中の千本杉。本当はもっと凄いのだが、写真に収まらず、全く伝わらない。

 

 

 

 

参道の続き。神仏習合の名残で左手に三重塔が見える。

 

 

 

 

さらに参道の続き。特にどうということもないようにも思えるが、参道は変化に富んでおり、色々な構成要素が出てくる。参拝者を全く飽きさせることがないのである。

 

私としても、特に見どころとして紹介されることもないような参道部分でも、そのまま紹介したいのである。できる限り参拝体験をそのまま伝えられるように。

 

 

 

手水舎。

 

ここから、さらに凄くなっていく。

 

 

 

手水舎から榛名川を挟んだ対岸に巨岩と瓶子の滝(みすずのたき)。右手前は矢立杉。

 

さまざまな自然の構成要素を楽しめる当社ならではの境内風景である。

 

なお、最後の画像にあるように、ほかの参拝者を見掛けるようになっていた。この画像の時点で9時頃である。やはり当然ではあるが、完全に自分だけというわけにはいかない。

 

 

 

手水舎から石段を上っていくと、今度は巨石が凄い。

 

これまでに書いたように、当社は樹木の要素、水(川、滝)の要素もあるのだが、ある意味では「岩」の神社である。理由は後述する。

 

さらに参道石段を上っていく。

 

 

 

双龍門。背後の岩が凄いのだが、これで終わりではない。

 

 

 

ようやく拝殿到着。

 

拝殿の後方にも巨大な岩が見える。これが実は恐ろしい。

 

 

 

本殿。

 

本殿は拝殿と一体型の構造であり、その最も奥の部分は岩に突き刺さっているように見える。

 

この巨大な岩は御姿岩(みすがたいわ)と呼ばれる。見る角度によっては、岩の最上部の球状の部分が落ちてきそうな感じに見えるのである。実際、どうして、あれが落ちてこないのかはわからない。万が一、あれが落ちてきたら、ただでは済まない。

 

それに、岩のくびれの部分に御幣のようなものが見える。どのように岩に登るのか。命がけで御幣を立てに行くのだろうか。

 

当社の御祭神は火産霊神(ホムスビ)、埴山姫神(ハニヤマヒメ)。

 

火産霊神は火の神様カグツチの別名である。一般には愛宕神社や秋葉神社に多く祀られている。

 

そして、埴山姫神というのはうちの守護霊チームの磐長姫(イワナガヒメ)と同一神である。そう、当社は岩の神様が御祭神なのである。

 

磐長姫本人によれば、先に神社を創建するための場所があったのではなく、磐長姫を祀るための場所を選定した結果、巨石の多い当地が選ばれたということらしい。

 

だから、御祭神はカグツチと磐長姫なのであるが、カグツチはおまけなのだという。

 

では、なぜカグツチがおまけに付いてくるのか。

 

この答えは、「この2人はツインソウルだから」である。

 

神道の神様は高次元存在。だから、我々と同じくツインソウルという関係もある。この2人は古事記等での神代七代(かみよななよ)に出てくる意富斗能地神(おおとのじ)と 大斗乃弁神(おおとのべ)という男女ペアの神様と同一の存在である。

 

私が神社巡りで最初に参拝に訪れたのが榛名神社。8年前のことだった。そして、今回で11回目の参拝。

 

これはうちの守護霊チームによる誘導であり、必然だったのである。

 

さて、参拝を終えた後、元の参道には戻らずに、本殿右手の階段を下りて榛名川の川辺へ。

 

 

前回参拝時も川辺までは来たのだが、特に何もないなと思って戻ってしまった。しかし、さきほど紹介した瓶子の滝(みすずのたき)方向に川辺の道を散策することができる。これは11回目の参拝にして初めての体験である。

 

大きな神社だと、なかなか境内全てをくまなく巡ることは難しい。たとえ、自分ではそのようにしていたように思っていたとしても、新たな発見があるということである。

 

 

 

参道からよりも間近で見る榛名川と瓶子の滝。

 

 

 

 

この後、茶屋の辺りで行きに通った参道と合流する。

 

以上、境内を一通り巡って1時間強。バスは双方向に1時間ごとに出ているが、1時間後のバスに乗ろうとするのはやめた方がよい。それだと、ほとんどトンボ帰りに近い感覚になる。せっかく来たのに、もったいないのである。

 

かといって、2時間はさすがに長すぎて時間が余る。今回の私は最初の随神門の近くの茶屋でコーヒーを飲んでバスを待ったのであるが、普通の時間に来る人はお昼にお蕎麦を食べるなどして2時間後のバスで帰るのがよいと思う。

 

私のように、人が少ない平日に参拝に来たい方への情報。あくまでも私が参拝した時点の情報ではあるが、朝8時台ならあまり人と会わずに静謐な場の気を堪能できる。9時頃から人が多くなり始め、10時ともなれば平日であろうと次から次へと参拝者も車もやって来るという感じである。もちろん、休日よりは多少状況は良いとは思うのであるが、人の少なさを求めるのであれば8時台には参拝をスタートしたいところである。

 

榛名神社は上野国の六宮であり、近代社格は県社。

 

上野国は一宮から九宮まであるという唯一の旧国である。私は三宮、五宮、七宮に参拝していないが、参拝していなくても調べはついているので言ってしまうと、一宮から九宮の中で六宮である当社が最も素晴らしい神社であると思う。

 

そればかりか、日本を代表する素晴らしい神社であるとすら思っている。もちろん、当社評価は5.0(満点)である。是非、一度参拝に訪れることをお奨めしたい。

 

当社の基本情報は以下を参照していただきたい。

 

現代神名帳 榛名神社

 

-----

過去記事はこちらからどうぞ。

記事目次 [スピ・悟り系]

記事目次 [神社巡り]