本日は、意識レベルとパワーとカルマという関連する概念についての話。

 

本題に入る前に、嬉しいお知らせ。このブログで使用している「意識レベル」という概念を提唱したデヴィッド・ホーキンズ博士の書籍「パワーか、フォースか」の改訂版がいつの間にか発売されていた。

 

この本の初版は2004年に発売のようだが、長らく絶版になっていて、入手ができなかった。そのため、私もこれまで読むことができていなかった。それが、今回再び読めるようになったとのことである。

 

「パワーか、フォースか(改訂版)」(Amazon)

 

当ブログの意識レベルについての解説は以下を参照していただきたい。

 

意識レベル

意識レベル(2)

 

意識レベルそのものの解説は過去記事で済んでいるため、それは前提条件として話を進める。

 

意識レベルが上昇するにしたがって、そのパワーは指数関数的に増大するという話がある。原文にどのように書いてあるのかは知らなかったのだが、今回改訂版を入手したので、その記述を引用する。

 

「測定が示す数字は十進数ではなく、対数を表しているということをよく覚えておいてください。よってレベル300は、150の2倍の範囲を意味するのではなく、10の300乗のパワーを示しています。ですから、ほんの数ポイント上がるだけでも、パワーは大きな増加を表しています。」

(4章 人間の意識レベル p.108)

 

「測定が示す数字」というのは意識レベルの数値である。それは、その意識レベルが持っているパワーの対数として表されると言っている。

 

逆に考えれば、パワーというのは意識レベルに対して指数関数的に増大するということなのである。

 

例えば、意識レベル200というのは世界的に見て普通の人の意識レベルという感じである。これに対して意識レベル400は日本的に見て普通の人の意識レベルという感じになる。

 

どちらも、単純な平均というわけではないのであるが、あまり珍しくない、典型的な人の意識レベルである。

 

ここで意識レベル200と意識レベル400というのは数値上で2倍の差があるわけなのであるが、パワーの差は2倍ではない。パワーは指数関数的に増大するので、パワー比はもっともっと大きいのである。

 

先ほどの引用にある説明から考えると、10の200乗と10の400乗の差と考えられるのだが、実はこれは本書が間違っている。

 

さすがに、差が大きすぎる。仮に、この説明通りだとすると、意識レベル200の人のパワーを1とした時に、意識レベル400の人のパワーは10の200乗ということになり、原子1つに対して宇宙に存在する全ての原子の数という比率よりも差が大きくなってしまう。

 

本書の内容は意識レベルについての先駆的な偉大な調査・研究であるが、間違いもある。著者自身が本書の内容についての真実度を測定しており、本書全体が1000点満点で850、引用した第4章は770となっている。

 

デヴィッド・ホーキンズ博士の後の書籍「<わたし> 真実と主観性」は真実度が999.8であるとのことだが、本書「パワーか、フォースか」の英語の原著は1995年に出版されたようであり、まだそこまでの完成度がなかったのである。

 

「<わたし> 真実と主観性」(Amazon)

 

意識レベルが上昇するに従って指数関数的に増大するパワーについての話に戻したい。

 

このパワーを正しく数式化することは、過去にも考えたことがあるのであるが、おそらく難しいだろうなという先入観があって、これまで実現できなかった。世の中的にも、誰もきちんと数式化して説明できていない。

 

ところが、今回、インスピレーションを得て、説明可能になったのである。

 

とても簡単なことだった。

 

指数関数の底と指数が逆だったのである。「意識レベル200と意識レベル400のパワーの差は200の10乗と400の10乗の差である」というのが答えである。

 

この表現だとわかりにくいので、もっとわかりやすく表現すると、「意識レベルが2倍違うと、そのパワーは1024倍(2の10乗)異なる」というのが意識レベルによるパワーの差ということになる。

 

意識レベル300に対する600、意識レベル400に対する800、意識レベル500に対する1000、いずれも意識レベルが2倍異なるので、そのパワーは1024倍の差ということになる。

 

ある意識レベルのパワーを1とした時に、ほかの意識レベルのパワーが何倍になるのかを計算したものが次の表になる。

 

 

世界的に見て普通の人である意識レベル200の人を基準にすると、意識レベル500のスピリチュアルな人のパワーは9500倍以上、意識レベル700の覚者のパワーは27万倍以上ということになる。

 

また、日本的に見て普通の人である意識レベル400の人を基準とすると、意識レベル700の覚者のパワーは約269倍、意識レベル1000の覚者のパワーは9500倍以上ということになる。

 

本当かどうか非常に疑わしいような数値が並んでいるのだが、女神様たちに確認すると、これで合っているそうである。

 

 

こちらは、比較的意識レベルが近い場合のケースについて、もう少し見やすくした表。

 

意識レベル500と600は1.2倍の差なので、パワーの差は約6.2倍。

 

意識レベル800と1000なら1.25倍の差なので、パワーの差は約9.3倍。

 

意識レベル600と800なら1.33倍(4/3倍)の差なので、パワーの差は約17.8倍。

 

意識レベル400と600なら1.5倍の差なので、パワーの差は約57.7倍という意味になる。

 

この辺りの数値であれば、なんとなく辻褄が合っていそうというか、「そうかもしれないな」と思える感じの数値である。

 

ただ、最初の表において、アセンション達成者の意識レベルのパワーを見ると、信じがたい数値になっている。

 

意識レベル400の普通の日本人のパワーを1とした時に、意識レベル10000のアセンション達成者のパワーは9.5×10の13乗である。にわかには信じがたいが、やはり女神様たちに確認すると、これで合っているという。

 

逆に言えば、3次元の地球における覚醒(意識レベル700)とアセンション達成(第1・第2グループの場合は意識レベル10000以上)の差はやはり膨大なものであって、「アセンションは覚醒に毛が生えたものでは決してない」ということの証左である。

 

ここで、当然の疑問が思い浮かぶ。

 

「このパワーとは本質的に何を意味するのだろうか」

 

パワーが9.5×10の13乗倍も異なるとはなんなのだろうか。これは書籍には書かれていない。

 

これを皆さんへの問題とさせていただいて、次回に続く。

 

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