今回は「自由意志」と並んで非常に難しいテーマである「輪廻転生」について採り上げる。
難しいテーマであるがゆえに、これまでの地球ではあまりこのテーマについて詳細に解説されたことがないと思われるのであるが、この記事には今回初めて地球上に降ろされた情報も含まれるということを予告しておく。是非、お見逃しのないようにしていただきたい。
まず、今回「輪廻転生」を解説するということであるから、輪廻転生が存在するかどうかということで言うと、当然ながら「輪廻転生は存在する」。
ただ、ややこしいのだが、「輪廻転生は存在しない」も間違いではない。究極視点からは個人は存在せず、個人が存在しない以上、個人の輪廻転生もないとも言えるのである。
ここでは、「個人は存在するとも言える」という前提のもとに「個人の輪廻転生は存在する」と言っており、その場合の輪廻転生の詳細イメージをつかめるようにするというのが本記事の趣旨である。
輪廻転生を語る前に、「生まれる」とはどういうことか、「死ぬ」とはどういうことかについての説明をしておきたい。
通常の輪廻転生において、「生まれる」とは「1つ上の次元から1つ下の次元にやって来ること」を指す。
例えば、生粋の地球人の場合、現在は3次元にいるわけであるが、生まれる前には4次元の地球にいた。そして、4次元の地球から3次元の地球に降りてくることを3次元の世界では「生まれる」というのである。
その反対の「死ぬ」とは「1つ上の元の次元に帰ること」を指す。3次元の地球において寿命が来た場合、元々いた4次元の地球に帰っていくわけである。
この通常の輪廻転生における「生まれる」「死ぬ」の意味は高次元であっても変わらない。
6次元のシリウス人は6次元に生まれる前には7次元にいたし、6次元の世界での寿命が終わると7次元の世界に帰っていく。
うちの守護霊様チームの女神様たちは現在9次元にいるわけであるが、生まれる前には10次元にいたし、9次元の世界での寿命が終わると10次元の世界に帰っていく。
この、一定期間(寿命の間)1つ下の次元に行ってくるということを繰り返すのが、通常の意味における「輪廻転生」ということになる。
「通常の輪廻転生」という言葉が出てきているが、通常の輪廻転生ではない特殊な輪廻転生もある。それが、6次元以上の高次元存在の「分身による転生」である。高次元存在の分身については以下の過去記事を参照していただきたい。
「高次元存在の分身の術」
この記事にあるように、6次元以上の高次元存在は自分の分身を「下の次元」につくることができる。6次元のシリウス人であれば、3~5次元に自分の分身をつくることができる。
スターシードの今回のアセンション期における地球への転生というのは、6次元以上の世界から自分の分身を3次元の地球に送り込んだという意味になる。
だから、「分身の転生」というのは通常の輪廻転生とは異なる特殊な輪廻転生なのである。分身の寿命が尽きた場合には、本体が存在している6次元以上の世界に戻っていく。
6次元のシリウス人の「本体」は寿命が来た後に7次元に帰っていくが、6次元のシリウス人の「分身」は寿命が来た後に6次元の世界に帰っていく。そして、「本体」に吸収される。
高次元存在は全ての輪廻転生の記憶を持っているので、「本体」に吸収された後も、その本体は吸収した分身の転生の記憶を全て持っているし、その分身の転生の経験を生かすことも可能なのである。
ちなみに、「分身」が死んで6次元に戻った時に、肝心の「本体」も死んでいて7次元にいる場合には、本体の次の転生を待ってから本体への吸収という流れになる。
ここで守護霊チームの話をしよう。
私の守護霊様チームは7人の女神様で構成されている。これは人数がやや多いチーム編成であるが、地球人の守護霊チームというのはだいたい5~7人くらいでのチームになっていることが多い。
守護対象者が生粋の地球人の場合でも同じである。今現在3次元の地球にいる生粋の地球人1人について5~7人程度の守護霊が4次元の地球からその人の守護活動を行っている。
ここで注目なのが、地球人や5次元以下の星からやってきている人たちは分身がつくれないということ。つまり、3次元の地球上に降りてきている本人を含めて、計算上では6~8人に1人くらいしか地上に降りることはできないのである。
守護霊というのはチーム内で交代で担当する役割である。地球上に降りてくる(3次元世界に生まれる)人というのもチーム内で交代で担当する役割である。
これまでの地球において、生粋の地球人というのは、どんなに「地球上に生まれたい」と思ったとしても6~8回に1回程度しかその役割は回ってこなかったのである。一度地球上での人生を終えると、次回は数百年後ということになるのである。現在、地球上で生きている人の直近の前世は江戸時代くらいのことが多い。
しかし、アセンション時代である。今現在地球上にいる生粋の地球人というのは、その人が所属しているチームの次回の転生でも続けて地球に生まれる役割になるという特権を持っている。もしかしたら、チーム内のそのまた次の転生でも同じ人が地球に生まれる役割かもしれない。
これは、その人が個人としてのアセンションを完了するまで続くのである。チーム全員が交代で地球上に降りてくるのでは、地球のアセンションに間に合わない。だから、チーム内で代表者を決めて、チーム全員がその人にアセンションを託しているわけである。
人生とは守護霊を含めたチームで楽しむゲームである。地上に降りる役割の人だけのゲームではないのである。特に、生粋の地球人や5次元以下の世界から来た人というのは、分身がつくれないゆえに、チーム内のほかの全員が地球上に降りる役割を譲ってくれたということを忘れてはならないのである。
そして、当たり前だが、チームの代表者が個人のアセンションを果たしたとなれば、チーム全員がアセンション後の新しい地球に移行できるのである。
この守護霊チームというのは、魂が同じくらいの進化レベルの人同士でチームになる。分身がつくれない普通のチームの場合には、その中でも最も魂レベルが進化している人を代表にして、このアセンション期の3次元の地球に送り込んでいるというわけなのである。
この3次元の地球に送り込まれた人の体験というのは共有される。ところが、この転生体験を共有するグループの単位というのは守護霊チームではないのである。
転生の体験を共有するのが「グループソウル」として知られているグループ単位である。これは守護霊チームを複数集めたグループ単位であり、総勢50~100人程度のことが多い。ある人のある転生の体験というのは、このグループ単位で共有されるのである。
ただし、転生の体験はグループソウル内の全員で共有されるが、「誰の」転生体験かがわからなくなるようなことはない。
私のシリウス名は「カノドメ」であるが、この地球上での「Fさん」としての転生体験はあくまでもシリウスに本体として残っている「カノドメさん」の転生体験であり、守護霊チームの「ミズハノメ」や「瀬織津姫」の転生体験になるわけではない。グループソウル内で転生体験がごちゃ混ぜになって所有者不明の転生体験になっているわけではないのである。
スピリチュアルの世界ではたまに「集合意識」という言葉が出てくる。有名どころでは、引き寄せで有名な「エイブラハム」とか、「ハトホル」が集合意識として知られる。
この「集合意識」というのは、グループソウル全員が見掛け上1つの存在として生きていることを指す。
これは個人単体よりも非常に賢くなるのだそうである。例えば、8次元の集合意識としてのハトホルは、9次元の個人単体としての存在よりも賢いという。それほど、グループソウル内で転生体験を共有することは重要なのである。
ちなみに、ハトホルはこの宙域中で最も進んだ(次元が高い)集合意識である。9次元のシリウス、アルクトゥルス、アンドロメダでは集合意識の形態を選択しているグループソウルは存在しないからである。
最後にこの記事の締めくくりとして、輪廻転生のトータル回数がどのくらいなのかという興味本位の話題について書いておこう。もちろん、人間としての転生である(人間の次元に上がる前の鉱物・植物・動物の時代は含めない)。
生粋の地球人の場合、ほとんどの人の転生回数は数千回~1万数千回といったところである。10万回転生している人というのはゼロである。
シリウス人の場合には、ずっと転生回数が少ない。地球人よりも遙かに長生きだからである。以前の記事にも書いたが、9次元の女神様たちは1億年に1回くらいしか死なない。低い次元にいた時の寿命はもっと短いのであるが、それでも地球人と比較すれば1回の転生での寿命は長い。
うちのチームの女神様たちのトータル転生回数は、分身の転生も含めても数百回だそうである。ただ、これは地球への転生回数が少ないグループに属しているからで、シリウスには地球への転生回数が多いグループもある。その人たちだとトータル転生回数は数千回の前半くらい。シリウスでは長生きなので転生回数は少なく、その転生回数の大半は寿命の短い地球での(分身による)転生ということになるそうである。