スピリチュアルの世界では「波動」という言葉がよく使用されているが、かなり曖昧に使用されている語であるため、あまり正確に理解されていないという面がある。というよりも、私自身が長いことそんな感じの理解であった。

 

だから、この記事では「波動」という言葉をもう少し正確に理解できるような情報を提供できればと思っている。


まず一番最初に、波動レベルが高い、低い、波動が合わないなどという文脈での「波動」とは、決して比喩的に使用されている言葉ではないということを理解することが重要である。

全てのモノ、そして人はそれぞれ固有の振動を持っており、その振動から生まれる波動を周囲に放射している。比喩ではなく、現実の波動なのである。

「波動がどこから発せられるか」という話は私は過去に読んだことがないのであるが、女神様たちによると、素粒子よりもさらに小さな粒子、現在の地球人には知られていないものから発せられているようである。まあ、ここでは「全身から」発せられているということでよいだろう。

そして、比喩ではなく、現実の波動なのであるから、おそらく近い将来には波動測定装置を創ることも可能なのではないかと思う。

波動レベルが高い、低いというのは、意識レベルが高い、低いと完全に連動している。従って、次元ごとの意識レベルの範囲の表というのは、波動周波数の範囲の表と対応させることが可能である。

役に立つかどうかはともかくとして、当ブログらしく興味本位で、たぶんこれまでの世の中には存在していなかったこの対応表を作ってみたいと思う。

 

ここでの波動周波数は、バシャールの本での固有振動数と同じである。バシャールの本で固有振動数に触れている部分、固有振動数の具体例などを示している部分と照らし合わせると面白いかもしれない。


■3次元
意識レベル: ~1000以下
波動周波数: ~18万Hz未満

■4次元
意識レベル: 1000超~6000以下
波動周波数: 18万Hz以上~25万Hz未満

■5次元
意識レベル: 6000超~18000以下
波動周波数: 25万Hz以上~33.3万Hz未満

■6次元
意識レベル: 18000超~24000以下
波動周波数: 33.3万Hz以上~50万Hz未満

■7次元
意識レベル: 24000超~28000以下
波動周波数: 50万Hz以上~66.6万Hz未満

■8次元
意識レベル: 28000超~32000以下
波動周波数: 66.6万Hz以上~75万Hz未満

■9次元
意識レベル: 32000超~36000以下
波動周波数: 75万Hz以上~100万Hz未満

■10次元
意識レベル: 36000超~40000以下
波動周波数: 100万Hz以上~200万Hz未満

■11次元
意識レベル: 40000超~50000以下
波動周波数: 200万Hz以上~400万Hz未満

おわかりいただけると思うが、33.3万Hzは33万3333+1/3Hzの略、66.6万Hzは66万6666+2/3Hzの略である。

 

意識レベルと波動周波数は1対1で対応している。意識レベルがわかれば、波動周波数もわかる(調べるのは面倒だが、手間を惜しまなければ)。例えば、悟りの入口である意識レベル700の人の波動周波数は14.4万Hzである。

 

従って、急激に意識レベルが上昇しているなどの特殊な状況でない限り、ある人の波動周波数はだいたい一定である。しかし、バイオリズムやメンタル状態などにより多少の振れ幅がある。意識レベルに応じたベースの周波数のレンジがあり、その中で多少上下動しているわけである。

 

参考情報として、私が覚醒直後に意識レベル820だった頃のお話。ワインバーでワインを5杯(自分としての標準量)飲んだ後、家に帰ってから意識レベルを測定したことがある。どれだけ下がるのかと思ったのだが、結果は810だった。では、バイオリズム、メンタル状態、その時の機嫌などによる振れ幅はどのくらいだろうか。女神様たちに訊いてみると、飲酒よりも振れ幅が大きく、意識レベル820の人なら3%くらいは下がる可能性があるとのこと。820がMAXとして、意識レベル20~30くらい低下する可能性がある。

 

波動周波数に置き換えてみても、似たようなものらしい。そして、この上下動の幅は波動周波数が高い人ほど小さくなる(ただし、パーセンテージで考えた時の数値)。意識レベルが高い人ほど、バイオリズムによる気分のムラが少なくなり、また、お酒を飲んだ時のネガティブな変化も小さくなる(つまり、酒癖が悪いの反対で、ほぼ通常通りに振る舞うことが可能)。


さて、既に波動周波数という言葉が出てきてしまっているし、スピリチュアルの世界でも「周波数」が最も使用頻度の高い概念であるのだが、「周波数」のほかにも波動について説明したい要素がある。波動の「振幅」「波形」「ノイズの有無」である。

「振幅」は振動の揺れの幅の大きさ。波動の強弱という捉え方もできる。「振幅」は周囲への影響力の大きさのようなイメージになる。波動の振幅が大きい人は、いわゆる「オーラがある」「カリスマ性がある」「存在感がある」ような人である。芸能人や有名人のオーラ(ここでは本当のオーラではなく、比喩)というのは、振幅の大きさに由来するものなのである。ややネガティブな場合には「威圧感がある」ような感じにもなることがある。

「波形」というのは文字通り波動の波の形なのであるが、全ての存在はそれぞれ独自の波形の波動を発しているということが重要である。近い波形の人には親近感を感じるため、平均的な、典型的な波形を持っている人は誰からも好かれて友達も多いタイプかもしれないし、逆に、あまり世の中にいない珍しい波形の人は独自路線の一匹狼タイプかもしれない。

 

「周波数」の概念しか持っていないと、同じレベルの周波数の人は全員仲が良いみたいな勘違いをしがちである。何かの過去記事で書いたと思うのだが、私の守護霊様チームの9次元の女神様たちは、多くの人が想像するよりもはるかに人間的であり、個性的である。そして、波形によって多少の好き嫌いはあるのである。ある程度仲が良い人同士でグループを作っているのは、地球上と全く同じなのである。

「ノイズの有無」というのは、本来のピュアな波動であるか、何かに影響されて悪い波動が乗ってしまっているのかの違い。どんなに波動レベルが高い人でも、メンタル的に状態が悪い時、本来のピュアな波動ではなく、ノイズが乗った濁った(波形が乱れた)波動になる場合があるということである。

「周波数」「振幅」「ノイズの有無」は人生の中で変化していく要素である。周波数が上がれば、意識レベルが上がる。エネルギッシュになれば「振幅」が大きくなる。メンタル的に状態が良ければ、ノイズの無い、本来のピュアな波動を発することができる。

それに対して、「波形」という要素は根本的な部分は変えることができない。この世に生まれてくる時に「波形」を決めて生まれてきたのであり、それは、人生の初期設定の一部なのである。人間の根本的な性格というのは、この固有振動の「波形」に由来しているため、性格の変えられない部分は頑張ってみても変えられないのである。

さて、以上でスピリチュアルの世界で言われる「波動」の基本を理解することができた。ここからは、この知識をどのように役立てるのかという応用編になる。

まず、さきほど書いたように、「波形」は変えられないという知識があれば、自分の根本的な性格を直そうとする努力が全くのムダであることがわかる。一匹狼タイプの人間が、無理に社交的になろうとしたり、友達を増やそうとしたりする努力はムダであるだけでなく、自分を不幸にする。自分の固有の波形を受け入れて、愛する以外に道はない。これは自分自身との関係性の問題である。

そして、他人との関係性の問題というのがある。「波動の相性」というやつである。これは「波形」が合わないという場合もあれば、「周波数」に差がありすぎて合わないという場合もある。まあ、振幅が大きすぎる(小さすぎる)人が嫌いという場合もあるかもしれない。

誰にでも「なんとなく」あの人は好き、あの人は嫌いというのがあるわけであるが、これは見えない波動をキャッチしているのであり、その波動が自分と近いかどうかを無意識に判断していると言える。

だから、「類は友を呼ぶ」。

そして、相手の波動は変えられないし、防御壁のようなもので波動を撥ね返すとかもできない。周囲に人がいれば、必ずその人の波動を受けることになる。

相性が合わない波動の人と接触していると、必ず不快になるようにできているのである。従って、波動の原理から考えて、この場合の対処法は1つしかない。

「相性が合わない波動の人とは接触しない、逃げる」

この話は過去記事「無視・無関心・逃げの重要性」に書いているので、必要に応じて参照していただきたい。