今回紹介するのは、山口市内の山口大神宮という神社。そして、いつもは神社の紹介ばかりなのだが、至近距離にある瑠璃光寺という有名な寺院にも行ったので併せて紹介したい。

 

まずは、山口大神宮。近代社格は県社。山口県庁からわずか徒歩2分くらいのところに位置するのだが、見ての通り、信じられないくらい緑豊かな場所である。

 

 

 

鳥居前に立つ時、無意識のうちに境内規模や場の気の良さなどを予測する。かなり大きな神社に見えるし、場の気も良い感じで期待できそう。

 

しかし、予測はあくまでも予測である。この後、予測は裏切られることになる。良い方向に。

 

 

 

参拝者はいることはいるが、とても少ない。今考えてみると参拝中に何人の人に会っただろうか。5人くらいだろうか。

 

しかし、参道石段を上って行くと、ますます良い感じである。

 

 

画像ではよくわからないが、全国的に珍しい木彫りの神馬だそうである。

 

 

 

結構な境内規模である。それなりに長い石段を上って、ようやく何か社殿が見えてきた。

 

 

左側に多賀神社。御祭神は伊邪那岐命(イザナギ)、伊邪那美命(イザナミ)。

 

 

右側にはなかなかの雰囲気を醸し出している拝殿のような社殿があるが、これは神楽殿とのこと。とはいえ、ここで参拝できるような感じにも見える。

 

実はこの先がまだあるので、ここで参拝して帰ってはいけない。

 

 

 

神楽殿を右折して、まだ続く参道。また社殿が見えてきた。

 

 

 

画像で伝えるには限界があるが、おもわず息をのむほどの場の気の素晴らしさ。神々しい。

 

左手前が外宮。右奥が内宮である。

 

 

当社は日本で最初に伊勢神宮から正式に神霊を勧請して創建された神社。明治時代になるまでは日本全国で唯一の存在であったとのことで、西日本各地から西のお伊勢参りとして参拝者が訪れた。 

 

現在ではそれほど知られた神社ではないと思うし、参拝者は多くはなかったのだが、当社は本当に凄い。 当社は元伊勢(もといせ)ではないが、そんなニュアンスの場である。

 

 

 

こちらが外宮。

 

 

外宮の右隣の空き地から内宮方向を見たところ。お分かりいただけるだろうか。なんと式年遷宮用に確保されている土地である。

 

 

 

 

右手奥は内宮。

 

 

内宮の左側にやはり式年遷宮用の土地がある。

 

当社公式サイトによると、最近の式年遷宮は、明治12年、35年、昭和35年(ここだけ「造替」と記載されているので遷宮ではないかもしれない)、平成12年に実施とのこと。

 

 

多賀神社あたりからの景色。

 

 

 

境内社の高嶺稲荷神社。

 

思いのほか境内が広く、参拝所要時間は40分ほどだった。

 

この後、同じく県庁近くにある瑠璃光寺へ。「有名な」寺院なのだが、ついこの間まで知らなかった。この寺院を知った直接のきっかけは、トリップアドバイザーという旅行口コミサイトの「旅好きが選ぶ!神社仏閣ランキング 2017 TOP30」というランキングに入っていたから。

 

旅好きが選ぶ!神社仏閣ランキング 2017 TOP30

 

結構興味深いランキングなのだが、元のページがそのうち消されてしまう可能性もあるので、書き写しておこう。

 

■は神社。□は寺院。

 

01位 ■伊勢神宮(三重県伊勢市)
02位 □高野山(和歌山県高野町)
03位 ■厳島神社(広島県廿日市市)
04位 □東大寺(奈良県奈良市)
05位 ■出雲大社(島根県出雲市)
06位 ■伏見稲荷大社(京都府京都市)
07位 ■羽黒山(山形県鶴岡市)・・・注)出羽神社
08位 □書寫山圓教寺(兵庫県姫路市)
09位 ■三峯神社(埼玉県秩父市)
10位 □銀閣寺(京都府京都市)

11位 □三十三間堂(京都府京都市)
12位 □興福寺(奈良県奈良市)
13位 □瑠璃光寺(五重塔)(山口県山口市)
14位 □東寺(京都府京都市)
15位 □金閣寺(京都府京都市)
16位 ■鵜戸神宮(宮崎県日南市)
17位 □禅林寺 永観堂(京都府京都市)
18位 □仁和寺(京都府京都市)
19位 ■大神神社(奈良県桜井市)
20位 □龍潭寺(静岡県浜松市)

21位 □唐招提寺(奈良県奈良市)
22位 ■宇佐神宮(大分県宇佐市)
23位 □立石寺(山形県山形市)
24位 ■榛名神社(群馬県高崎市)
25位 ■天岩戸神社(宮崎県高千穂町)
26位 ■鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)
27位 □平等院(京都府宇治市)
28位 □報国寺(竹寺)(神奈川県鎌倉市)
29位 ■明治神宮(東京都渋谷区)
30位 □室生寺(奈良県宇陀市)

 

私は神社巡りが趣味なので、神社は全て名前は知っている。未参拝も宇佐神宮のみ。対して、お寺はいくつか知らないところがあった。そのうちの1つが13位にランクインした瑠璃光寺。このランキングでも括弧書きで(五重塔)と書いてあるくらいだから五重塔が有名とのことである。

 

 

 

 

 

 

 

 

なるほど。確かに美しい。

 

1442年に建立され、室町時代中期のすぐれた建築とのこと。そして、国宝である。また、日本の三名塔の1つである(例によって諸説あり)。

 

ここでちょっと比較。少し前に行った談山神社の十三重塔は公式サイトに「享禄5年 (1532)の再建」とある。

 

神社巡り 談山神社・石上神宮ほか

現代神名帳 談山神社

 

 

それから、前述のランキングの7位に入っている羽黒山(出羽神社(いではじんじゃ)=出羽三山神社(でわさんざんじんじゃ))の五重塔。こちらは1372年の再建と伝えられているようだ。

 

現代神名帳 出羽神社

 

 

あまりこういったものの時代、年代など考えたこともなかったが、歴史が好きな人にはこのような比較も楽しいかもしれない。

 

 

 

 

本堂ほかの画像も一応貼っておく。瑠璃光寺は曹洞宗の寺院。特筆すべきは、通常の参拝に相当する範囲は全て拝観料が無料である。五重塔の拝観はもちろん、本堂での参拝も無料の範囲内である。

 

長くなったので、この辺で終わりにするが、山口は結構良い神社が密集しているところで、1日歩くのも楽しい。毛利元就を祀る豊榮神社(とよさかじんじゃ)、周防国三宮である仁壁神社(にかべじんじゃ)などがある。

 

現代神名帳 山口大神宮

現代神名帳 八坂神社

現代神名帳 野田神社

現代神名帳 豊榮神社

現代神名帳 今八幡宮

現代神名帳 仁壁神社

現代神名帳 山口縣護國神社

 

ブログランキングに参加しています。是非2ヶ所の応援クリックをお願いします。クリックしていただいた方に愛と光のエネルギーを送ります。

 

   にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ