14日、病院から帰宅したまあなは、とても調子が良さそうだった
いつもの窓辺で寝っ転がり、顔をつけて
『何かあったら教えてね』と一言まあなに伝えた
まあなが寝たきりになって以来、まともに寝ていない私は座っていても短い変な夢を見てしまう
多分、寝っ転がったら秒で眠ってしまうだろうな...と思ったからだ
案の定、わけのわからん夢を見ていた時
んにゃぁ の鳴き声とバシッバシッとまあなの手が顔に当たった
!! っと 目を覚ますと、目の前にまあなの顔があって、もう聞くことができないかもしれないと思っていたまあなの声を数日ぶりに聞けてとても嬉しくなった
水飲みたい! パウチちょうだい!
反対向きたい! ブラシ ブラシ!!
病院から帰ったまあなは、たくさん鳴いて要求してきた
嬉しくて嬉しくて動画を撮った
でもそれも夕方くらいまでで、その後はまたうつろな目をして横たわっただけになってしまった
起きているのか眠っているのか、体が辛いのかわからない状態が一晩中つづく
私も昼間はまだましだけれど、夜になるとどれだけ頑張ってもうつらうつらしてしまう
この生活が、何日めなのかもだんだんわからなくなってきた
睡眠をとらなくても生きていける体だったらよかったのに
今朝もお水とパウチをペースト状にしたものを口にしてくれたけど、日に日に全体量が減ってきている
先生には、この状態で自分から食べることができるのは凄い事だ と 言われた
病院へ行くための車の中
振動が心地よいのか、気持ちよさそうに眠る姿は人間の赤ちゃんがゆりかごに揺られているかの様で可愛らしく思えた