おかんと 僕たち ときどきおとん

おかんと 僕たち ときどきおとん

ユウヤケコヤケ
ヒトリデ イシコロ ケトバシタッテ・・・

アシタガ テンキナラ ソレデイイ

長男 まあな(17)
次男 龍之介(3)
三男 虎丸(もうすぐ1)

長男まあな 老猫介護の記録です

まあなは昨日の夜も、私がシャワーに行っている間に 首をもたげて何回も鳴きながらキョロキョロして私を探していたそうです

だから昨日の晩も一晩中、手を握ったり頬ずりしたりして過ごしました



普段まあなは猫ベッドにバスタオルを敷いて使っていました

それは、寝たきりになっても変わらず



もう、私の愛してやまない子はこのベッドに眠ることはありません


今朝、私とおとんに見守られながら私の腕の中で息を引き取りました

また、気持ちが落ち着いたら書くと思いますが..まあなはきちんとおとんも呼びました

本当に2人に気守られながら逝きたかったんだと思います


よく頑張ったと思います



私は、何かあると検索をして事例や参考になるものを探します

それによって気持ちを落ち着かせたり、心づもりをしたり参考にしたり...

今回、まあなの残り時間が少ないと知った時に、いつか私と同じ様に悩んで検索された方が、このblogにたどり着き少しでも【そんなこともあるんだ こうなるんだ】と、感じてもらえればという思いが、ずっとお休みをしていたblogを書きはじめたきっかけです

思ったよりも色々と書けずに【その時】がきてしまいましたが...


でも、それ以上にまあなとの最後の日々を文字にして書く事で私は気持ちの整理をすることができたし... 書いて残せてよかったです

毎回、読みにきてくださった方々、いいねをくださった方々 ありがとうございました



まあなの亡骸は、まだ目の前に安置されている為

目をぱちっと開けて鳴きだすんじゃないかと思えて...実感が少ないです


きっと火葬をする時に、また胸をえぐられるような辛さを味わうと思う


あの最後の瞬間まで使っていたベッドは、最後の最後まで片付けきらないと思います



亡くなる27時間ほど前



2024 . 6 .17  永眠  17歳と10ヶ月





深夜3時半頃

まあなが口呼吸をはじめた

はぁはぁと呼吸が荒く


いよいよになったのかもと、眠っているおとんを起こす


2人でまあなに語りかけながら見守っていると、はっ!!とした顔になったまあな

そこから持ち直していつものまんまるお目めに戻った


小さく鳴き出したので、もしかしたらとお水を飲ませたら(ベッドに寝かせたまま、うつ伏せ気味に上半身を支えて給水器のところへ顔を誘導します)口を潤す程度、飲んでくれた

口呼吸していたから、かなり乾きを感じたのかな


少しホッとしたけれど、本当に体の中の水分を全て出そうとでもしているかの様に、昨夜の7時から12時間の間に血尿を14回ほど出していて、13回目からはほぼ血液だ

真紅に染まったシートを見た時は、かなりショックだった


それから私とおとんの間に寝かされたまあなは、たくさん鳴いてお喋りをして夜が明けた


焦点の合わない半開きの目で何時間もぼぉ〜っとしているかと思ったら、急にスイッチが入ったみたいに覚醒して元気に首をもたげ動き鳴きだす

その差が激しい


主治医からは、ぼぉ〜っとしている時は苦痛を感じずとてもリラックスしているから安心して と言われ、そのまま眠る様に旅立つかもしれないと付け加えられた


長い年月、その道の仕事をしているとどんな飼い主かワンニャンを見ればわかるのだろうか


寝返りはね そんな頻繁にしなくていいです

日に2、3回 そのぐらいでいいです

あまりゴロゴロ動かすと体内で体液も動くから、良くないしこの子の負担になる

床ずれを気にしなくてはならない子は何ヶ月も寝たきりな子だけだから


この状態になったらね 頭はあまり撫でない方がいいです 中には脳髄液があるから

頭を撫でるより、手を握ってあげて体温を伝えてください

いよいよになると、下半身や末端、耳から冷たくなっていきます

血液を心臓から送れなくなるからです


まあなも最期は痙攣するのですか?と質問をしたら


この子はどちらかと言ったら今の状態(ぼぉっと虚な目をしている)の時に眠る様にか、チェーン.ストーク(死期が近い時にする呼吸)を経てそのままスッと...か  だと思います

仮に痙攣したとしても大丈夫です

その時はドーパミンが出ていて、本人は苦しくもなんともないですから(見ている方は辛いけれど)

看取りに立ち会えなかったと悲しむ飼い主さんがたくさんいらっしゃいますが、いつ逝くか それはこの子が決めることです

飼い主さんを悲しませたくないと思えば、わざと居ない時に独りで逝きます

看取って欲しいと思えば、きっと待ってます

だから、この子にお任せです


軟便や下痢をして体の準備をして、そしていつ逝くのかは全てこの子が決める事、お任せですから...それは今日かもしれない




※全て獣医療界の見解です 本猫に聞いたわけではありません



2時間半おきに寝返らせていた私

まあなのお顔がテカテカ黒光りしていたからバレたのか、頭撫で撫でしまくっていた私

独りでいる時に、痙攣などを起こしてそのままなんて...と 片時も離れようとしない私


全て見透かされているかの様な...

恐ろしい...そこら辺のにわか占い師より当たってるよ


それでも覚醒している時は、私が部屋から居なくなると鳴き出し体を起こそうとする

隣に寝っ転がっている時は、手でねぇねぇとでも言いたげに チョンチョンしてくる

やっぱり、そばにいてあげたいと思う


まあなは 【いつ】 と決めるのだろうか


今日とも知らず...明日とも知らず...

それは、この子が決める事


今も隣で、私の手を引っ張り寄せて見つめ続けてくる


まあなさん 猫界ではガン見は御法度じゃなかったんですか?

まあなは、どんどん人っぽくなったな...




14日、病院から帰宅したまあなは、とても調子が良さそうだった


いつもの窓辺で寝っ転がり、顔をつけて

『何かあったら教えてね』と一言まあなに伝えた

まあなが寝たきりになって以来、まともに寝ていない私は座っていても短い変な夢を見てしまう


多分、寝っ転がったら秒で眠ってしまうだろうな...と思ったからだ


案の定、わけのわからん夢を見ていた時

んにゃぁ の鳴き声とバシッバシッとまあなの手が顔に当たった


!! っと 目を覚ますと、目の前にまあなの顔があって、もう聞くことができないかもしれないと思っていたまあなの声を数日ぶりに聞けてとても嬉しくなった


水飲みたい!  パウチちょうだい!

反対向きたい! ブラシ ブラシ!!


病院から帰ったまあなは、たくさん鳴いて要求してきた

嬉しくて嬉しくて動画を撮った


でもそれも夕方くらいまでで、その後はまたうつろな目をして横たわっただけになってしまった


起きているのか眠っているのか、体が辛いのかわからない状態が一晩中つづく


私も昼間はまだましだけれど、夜になるとどれだけ頑張ってもうつらうつらしてしまう


この生活が、何日めなのかもだんだんわからなくなってきた


睡眠をとらなくても生きていける体だったらよかったのに


今朝もお水とパウチをペースト状にしたものを口にしてくれたけど、日に日に全体量が減ってきている


先生には、この状態で自分から食べることができるのは凄い事だ  と 言われた


病院へ行くための車の中

振動が心地よいのか、気持ちよさそうに眠る姿は人間の赤ちゃんがゆりかごに揺られているかの様で可愛らしく思えた