勝負について
何でもそうだけど、やるからには勝ちたいと思う。
スポーツにしてもちょっとしたゲームにしても。
意識する、しないに関わらずいろんな場面で、
なにかしらの勝負をし続けていると思う。
どんな事でも勝負事となると楽しんだり夢中になったりしているのだから、
勝ったり負けたりという事は、けっこうな魅力的なんだと思う。
「勝つ」か「負ける」かで、何かが大きく変わってしまう事もある。
勝たなかったら、人生に関わるような勝負もある。
だから、勝負をする人たちは、みんな勝とうとする。
勝たなくてもいいやという勝負は、もはや勝負ではない。
そして勝つために、全力を尽くすことは間違っていない。
ただ、問題はその次の過程にある。
「全力を尽くす」というのが曲者なのだ。
「全力を尽くす」と決意する人の前には、十字路が現れる。
ここで、進む道にいくつかの選択が出てくる。
まずは、直進という道がある。
相手が全力を尽くしている事も知っていて、
それを上回る力を発揮して勝とうとする道がこれ。
ライバルが14分50秒を出したのなら、
それを上回るために、14分40秒で走れるようになろうとするのがこれだ。
2番目には、右折というか、
相手の事は考えずに、まずは自分の力を100%発揮するというのがある。
これは駅伝で集団から離れて独走しているときによく思う。
戦う相手が目に見えないとき、自分と戦うときがこれ。
人は実力以上の力を出すことはできない。
これも全力を尽くすという事の解釈のひとつだ。
3番目は左折というのか、
相手の力を出せないようにすれば、相対的にこちらの力が上回るから
結果的に勝つことになるという考え方の道。
相手の得意・苦手を分析して相手の弱点をつくというか、
自分と相手の違いで勝とうとするのがこれ。
山登りでは勝てなくても、山下りなら勝てる。とか
トラックでは負けるけれどロードでは負けないとかそういうのもある。
相手を知る、情報や戦略という要素も入ってくる。
全力を尽くすということの、これも解釈のひとつだ。
もうひとつ、最後に来た道を戻る、というか、
勝負を降りるという選択肢がある。
本当の全力を尽くす事をやめて、
趣味や遊びのゲームとして、試合を楽しむ。
これはとても大切な事だと思う。
楽しむ事が無ければ続ける事もできなくなる。
勝つために今、何をするのか。
勝ちたい相手に照準を定めるのか。
自分をポテンシャルを引き出すのか。
分析して対策を立てるのか。
今は勝負せずにつなぐのか。
きっとそのときそのときでやるべき事は違ってくると思う。
ただ、今自分が進む道は2番の道だと思う。